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2017.04.25  

「厚生部のご案内」更新のお知らせ

厚生部のご案内に「ボードゲーム部」を追加しました。

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2017.12.28  

「うんこ先生」でウェアや雑貨

三井物産アイ・ファッションは『うんこ漢字ドリル』で、アパレル分野のライセンスビジネスをスタートした=写真。 うんこ漢字ドリルは、全ての例文に〝うんこ〟を使用した小学生向けの漢字ドリル。3月に発売し、累計発行部数は約280万部。学習参考書としては異例のヒットとなり、今年の流行語大賞にもノミネートされた。

三井物産アイ・ファッションは、うんこ漢字ドリルに登場するキャラクター「うんこ先生」をモチーフにしたウェアや雑貨を提案する。既にセレクトショップや百貨店アパレルで採用され、今秋冬の店頭から子供用のタオルやキャップなどが販売されている。話題性だけでなく、新学習指導要領に対応した教材としてブランド力も高く、来年に向けても引き合いが多いという。中高生向けの広がりも見込んでおり、積極的に仕掛ける。サブライセンシーも募集する。

このほど社外で初めて開いた総合展でもアピールした

 

先行する子供服・洋品に加え、女子中高生向けにも広げる

 

2017年12月28日(木) 繊研新聞1面

2017.12.25  

ブランド商材 多彩に紹介

初の総合展は盛況

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、ブランドビジネスで新商材を展開する。欧州の服飾雑貨ブランドを製品OEM/ODMの調達先として活用。今年、話題となった「うんこ漢字ドリル」(文響社)のライセンスを取得し、アパレル製品を展開する。都内で先週開いた総合展で披露した。

ブランドマーケティング事業部が手掛ける。イタリアなど欧州製のバッグやシューズを輸入卸だけでなく、雑貨OEM/ODMの調達先として活用する。

取り扱いブランドの欧州工場を背景に、顧客とのダブルネーム商品を提案するほか、MIFが日本で契約するデザイナーを活用して、日本の独自企画やODMを展開する。

「うんこ漢字ドリル」はアパレル、服飾雑貨向けでMIFがライセンスビジネスを提案する。店頭で取り扱いが既に始まっており、セレクトショップ業態やスポーツ専門店チェーンなどと、キッズ向け衣料やバッグで取り組んだ。

同書籍は小学生が、楽しく集中力を保ちながら漢字の練習ができるよう、例文全てに「うんこ」という言葉を使用した学習書。今年のグッドデザイン賞を受賞するなど話題になった。

総合展はスパイラルホール(東京都港区)で開いた。MIFが総合展を社外で開くのは初めて試み。製品事業のほか、素材、インポートブランドなどMIFが扱うさまざま商材を発信し「業界へ、MIFのワンストップサービスを紹介する機会」(白崎道雄社長)とした。初日、午前中から多くの 顧客が訪れた。

 

2017年12月25日(月) 繊維ニュース2面

2017.12.22  

2018年秋冬シーズンの総合展示会

ファッションWEB情報誌「ファッションスナップ」に掲載されました。

“ファッションデザインの常識を覆す?3Dでサンプル再現するシステムを三井物産IFが導入”

https://www.fashionsnap.com/news/2017-12-22/3d-simulation-system/

 

“ティート トウキョウ岩田翔も参画、生地ブランド「クロスアプリ」展開拡大へ”

https://www.fashionsnap.com/news/2017-12-22/clothapp-17aw/

 

2017年12月22日(金)

2017.12.15  

「クロスアプリ」来秋冬 三タイプに重点

自社一貫で競争力

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18~19年秋冬向けに、オリジナルのテキスタイルコレクション「クロスアプリ」で三つのタイプを重点素材に掲げる。「ストレッチ」と「ニュージーランド・プレミアム・ウール」、軽さを表現した「クラウド」の3素材で、「商社間の競争は激化しているが、自社オリジナルの原料、テキスタイルをベースに製品まで一貫で提案することが大事」と見ている。(稲田拓志)

ストレッチで今回、重視するのは「キックバックと伸長率を両立させる」こと。PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維とポリウレタンの双方を、綿やウールでカバリングした糸を使用してテキスタイル化した。PTTとポリウレタンそれぞれの強みを生かすことで、「スーパーストレッチとスーパーリカバリーを実現した」という。梳毛スーツ向けやデニム、チノパン用途などを想定しており、20品番を揃えた。

ニュージーランド・プレミアム・ウールでも20品番を開発した。ニュージーランド産のウールは「オーストラリア産のメリノウールに比べて白度が高い」ほか、「ノンミュールジングであることも特徴」という。加えて「クリンプが強く、バルキーでありながら、柔らかい」とし、コートなどに向けた織物とセーター用の糸も開発した。通常のタイプだけでなく、紡績工程から発生する副産物(ノイル)を使ったタイプも用意した。セーター向けのカシミヤ混はストック対応を予定し、クイックな供給も見据えている。

軽さにこだわったクラウドでは、30品番を開発した。幅広い価格帯を揃えたのが特徴で、主力となるのはポリエステルの中空糸使い。ニュージーランド・プレミアム・ウールとの混紡や綿との複合も企画した。また、ポリビニルアルコール(PVA)を使って軽量化したタイプも打ち出す。

クロスアプリは、MIFが3月に発表した。オリジナルのタグ製作や、SNS(交流サイト)での発信、アパレル、セレクトショップなど顧客との連携も強めている。18~19年秋冬ではマーケットの流れを勘案して、三つのタイプを特に重視することにした。同社は21、22日にスパイラルホールで総合展を開催し、顧客にアピールする。同社の総合展はこれまで社内のショールームで開催してきたが、製品ODM(相手先ブランドによる設計・生産)だけでなく、ブランドのインポート、ライセンス展開など業容が拡大していることもあって、初めて社外での開催を決めた。

2017年12月15日(金) 繊研新聞4面

2017.12.12  

軽量、付加価値羊毛など提案

21日から18秋冬展

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18秋冬向け製品OEM/ODMの素材提案で軽量、ストレッチ、付加価値羊毛の開発に力を入れている。軽量アウター地、超伸縮加工糸を使ったパンツやジャケット向け布帛のほか、ニュージーランド産羊毛を採用してコート地や横編み用原料を開発。中高級品からボリュームゾーンまで幅広い価格帯ヘ展開できるモノ作りを進める。21、22の両日、スパイラルホール(東京都港区)で聞く18秋冬総合展示会で披露する。

MIFは、水溶性ビニロン繊維(PVA)を使って加工した綿ギャバジンや羊毛織物などを軽量素材「クラウド」シリーズで展開する。特殊な撚糸手法を活用した中高級品コート向けで採用実績を持つ。付加価値素材に加え、18秋冬ではボリュームゾーン向け軽量コート地の品ぞろえを増やす。中空ポリエステルを綿や羊毛と複合した素材を加える。

ストレッチ素材では30%の伸張回復率とを発揮する糸を使ったパンツ地とジャケット用素材を展開する。ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維とポリウレタン繊維を芯にした加工糸を、綿カバリングのほか、羊毛やポリエステルなどで加工した糸を5種類ほど共同開発した。デニム、コーデュロイ、モールスキンなど30種類の生地を提案する。

中国で加工し、ASEAN地域のインドネシアやベトナムでも生地を生産。同地域内での一貫縫製につなげることで競争力のあるサプライチェーンにする。

重点戦略素材として羊毛を取り上げるのはMIFでは初の試み。ニュージーランド三羊毛は飼育環境の良さから毛質が柔らかく白度が高い。クリンプが多い特徴があるという。横編み向けにはカシミヤ5%混原料を韓国で紡績し、定番色を含め備蓄サービスを提案する。

織物は同羊毛の落ちわたと複合した素材で価格ニーズにも対応する。中国の生地一貫工場で品質管理を徹底して展開する。ミュールジングをしないニュージーランド産羊毛は動物愛護の観点も付加価値にできる。

今回の展示会は総合展に位置付ける。販路ごとに2回に分けて同社内で聞いていたものを集約し、会場もスパイラルホールに移す。

ファッション衣料の提案に加え、強みのスポーツウエアも披露する。さらにインポート商材、ブランドライセンス事業などの取り組みも展示し、同社の製品ビジネス全体を訴求する展示会にする。

2017年12月12日(火) 繊維ニュース3面

2017.10.31  

「クロスアプリ」 ラボ設立、新段階へ

【商社】三井物産アイ・ファッション「クロスアプリ」 ラボ設立、新段階へ

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、オリジナルテキスタイル「クロスアプリ」の発信で新たなステージに進んでいる。17年春夏向けの投入以来、バリエーションを広げ、当初の9種類から27種類まで拡大。オリジナルのタグを製作し、SNS(交流サイト)での発信やアパレル、セレクトショップといった顧客との連携も強めているが、このほどファッションブランド「ティート・トウキョウ」を運営するキッズコースター(東京)と共同で「クロスアプリラボ」を設立した。 クロスアプリラボがブラディング、デザイン、プロモーションを担う形となり、一層の認知度の広がりに期待している。

クロスアプリは3月に正式にデビューしたMIFのオリジナルテキスタイル。コンフォート、リサイクル、ストレッチ、シンプルケア、スウェットガードといったタイプを続々と開発し、製品ODMで用いている。

当初から様々なシーンでの活用を想定していたが、クロスアプリラボの設立をきっかけに実験の場を広げ、今後の可能性をリサーチしている。イージーケアタイプを用いてカフェのユニフォームを製作したほか、ファッションショーに出演するモデルのガウンをモイスチャータイプで供給するなど「どんなシーンで使用すればよいか」を実験し、次の成長を見据えている。

当初の9から27種類に増やして発信を強めている
2017年10月31日(火) 繊研新聞7面

2017.10.30  

「パーテックス アンリミテッド」が誕生

「パーテックス」がよりファッショナブルに生まれ変わる

1970 年代に英国で生まれた軽量高機能素材 「パーテックス」が、よりファッショナブルに進化して登場した。新ライン「パーテックス アンリミテッド」は、従来の機能素材のように素材からデザイ ンを考えるのではなく、デザインから素材を決めることができる。はっ水や防風といった機能性を持ちつつ、これまでかなわなかった多色展開や、ディテールにこだわったデザインが可能だ。

昨今のスポーツやアスレジャーといったトレンドも後押しし、機能素材への需要は高まっている。一方で、機能素材は生地の特殊性や開発に時聞がかかることから、一般的なアパレルメーカーやブランドが扱いにくいという難点もあった。「パーテックス アンリミテッド」は、こうした課題を解決すべく、アパレルメーカーやブランドが従来持つ生産ノウハウやスケジュールに合わせた供給を可能にした。また色や素材のバリエーションが豊富で、ウイメンズにも使いやすい生地 がそろう。今後はウイメンズブランドにも積極的なアプローチを図る予定で、デザイナーズブランドやセレクトショップを中心にその名は広まっていきそうだ。

RAG&BONE

「機能性に定評のある『パーテックス アンリミテッド』は、常に高い品質を追求する『ラグ & ボーン』の商品に打ってつけ」と話すのはマーカス・ウェインライトCEO兼クリエイティブ・ディレクター。他の機能素材に比べ、ファッショナブルな提案がしやすい点が最大の特長だと話す。「スタイルを重視した服にも、機能性を重視した服にも柔軟に対応できるのが魅力。今後もメンズとウイメンズ両方で使用していきたい」。

FREAK’S STORE

「フリークス ストア」 は昨年秋冬に売出したステンカラーコートが好評で、3シーズン連続で今秋冬も発売した。表地ははっ水効果のある「パーテックス アンリミテッド」を使用。スーツやカジュアルウエアなど、中に着るものを選ばず日常着として愛用できる商品を目指した。「普段使ってもらうためにはどういう仕様がベストかを真剣に考えた」と相馬逸人・商品部企画。

つり革につかまったり、子どもを抱っこしたりしても窮屈に感じないアームの設計や、おしゃれに見えるステッチの太さなど、こだわりを突き詰める上で「パーテックス アンリミテッド」は最適な素材だったという。「機能性が高くても日常着向けに落とし込んだ際に相性が悪い素材が多い。『パーテックス アンリミテッド』はその点、相性 がよく、応用が利きやすい」。ステンカラーコートは今後も定番品として店頭で扱っていく予定だ。

JOURNAL STANDARD relume

「なんといっても仕上がりがかっこいい」と話すのは「ジャーナル スタンダード レリューム」の末吉総一郎・ベイクルーズ レリューム商品総括企画。今春夏に販売したフードブルゾンが好評で、今秋冬は同型とコーチジャケットの2型で「パーテックス アンリミテッド」を使用した。元々、別ブランドで「パーテックス」を使用していたが、高機能素材は日常着にはオーバースペックと感じる部分もあった。機能性がありつつ、おしゃれに見える「パーテックス アンリミテッド」は最近のトレンドにもマッチした素材、と期待を寄せる。「海外の合繊生地など、どうしても上質感があり過ぎたり派手になりがちなものが多い中で、『パーテックス アンリミテッド』は日常的に着られる等身大の服という安心感がある」。

2017年10月30日(月) WWDジャパン20面

2017.10.26  

新進ブランドの成長に貢献

プラットホーム機能果たす

三井物産アイ・フション(MIF)は、新進ブランドを対象としたインキュベーション事業を展望する。同社がプラットホームの役割を果たすことで、参加したブランドが内部経費を抑えながら市場にアピールできる仕組みを作る。MIFも復数のブランドの参加を募って数量をまとめて収益を確保するビジネスモデルとして、その確立と今後に向けた拡大を目指している。

同事業はEコマースを含めた販路の紹介だけでなく、MIFが持つ縫製背景や独自開発素材、プロモーション機能の提供や海外販路開拓のサポートなど新進ブランドが要望に応じてMIFのサービス機能を活用する仕組み。次世代のデザイナーとの今後を見据えた関係作りにも役立てる。

担当する営業統括第一本部第二事業部の倉持薫参事は「市場の成熟化に伴って消費者の好みが多様化し、それを反映して個性を強く打ち出すデザイナーズブランドの人気が高くなっている」との環境認識を話す。

商社にとって、小ロット対応が基本となるこうしたブランドとの取り組みは、大量物流を前提に設備投資や海外進出による生産合理化を徹底して顧客と利益共有してきたこれまでのビジネスモデルが成り立ちにくい。

セレクトショップやSPAなど現在、市場に台頭する業態に見られるように、内部コスト抑制が成長に欠かせない要素となる一方、会員制交流サイト(SNS)などを通じたプロモーションの重要性も高まる中、商社として、新進ブランドの個性的な商品を手頃な価格でアピールできる環境を提供し、複数ブランドが参加できる形でまとめることが「インキュベーション事業の中核を成す考え方」だ。

実店舗での販売予想と連動する予測販売の仕組みを構築するなど消化率を高める仕組みを想定するほか、同事業用の物流倉庫を設けて物流費を軽減、MIFが一括調達して生産管理機能を請け負うなど低コストで運営できるさまざまな機能を想定する。テストセールやオムニチャンネル販売もパルコとの協業で計画しているという。

国内市場が縮小する中、倉持参事は「市場を世界に向ける必要がある」と語り「事業としての将来の刈り取りはそこにある」との意欲を示す。

製品ビジネスの新たな方向性

市場の成熟は、好みの多様化を生む。大量生産・消費を前提としてきた商社の製品ビジネスとは逆の方向だ。こうした中でも収益を確保する製品ビジネスの新たな方向性を、複数の若手デザイナーへ、自社機能を提供する三井物産アイ・ファッショ ン、ODM機能を磨いてきた日鉄住金物産グループのファッションネットに探り、個性化に応える新しいビジネスを追う。

2017年10月26日(木) 繊維ニュース10面

2017.10.25  

2017年秋季総合特集 トップインタビュー

三井物産アイ・ファッション

昨年10月、旧三井物産インターファッションと旧三井物産テクノプロダクツが統合し誕生した三井物産アイ・ファッション。世界にネットワークを持つ三井物産グループの強みを生かし、顧客にのニーズに対応する。アウトドア分野で実績を重ねる高機能素材「パーテックス」で差別化を図るほか、国内繊維のニーズも対応する。

高機能素材、世界に提案

社長 白崎 道雄 氏

-新会社になり1年が経過しました。今後を生き抜くため の独自性をどう打ち 出しますか。

商社としてのトレーディング機能を川上から川 下まで展開するという原点に立ち返り、成長している顧客や分野と仕事をすることです。

原料ビジネスは総合商社のネットワークを生かした地理的な広がりやアプリケーションの開発で商社ならではの機能を発揮できます。ロシア、南米、中東に売り込みたいというニーズがあり、商社が持つ海外の店舗や人脈をフル活用できます。

パーテックスも具体的な当社の独自性です。生地中心の取り組みを、国内外のアウトドアブランドに向けて製品一貫で提案すれば商機が広がるので全社を挙げて取り組んでいます。仕組みの差別化だけでなく、独自性がある製品を打ち出すことの重要性を感じます。スポーツテイストが一つの分野となった今、用途拡大の可能性が広がっており、実際、それを念頭に新たな展開を進め つつあります。

-2 0 1 7年度上半期(17年4~9月)の業績見通しは。

素材や産業・機能資材の輸出・三国間貿易は堅調です。地道なマーケティングが実を結んだからだと考えています。パーテックスはマーケティングを重視した取り組みがブランド力を高め、国内外の有力ブランド向けを固めると同時に海外ハイエンドカジュアルなど新規顧客も増えました。

難燃系アクリルは規制との競争ですが、世界的に規制が強化されていますからニーズは高まっています。それをにらんでスペックインしておいて、いざと言う時に開発した商品やアプリケーションを提案していくことで拡大が可能です。

どの国も安全性に対する意識が高まればハイスペックプロテクションアパレルが生まれてくると思をいます。用途の開発にも力を入れているので、地道な提案を続けていきたいですね。

製品のOEM/ODM は厳しい状況が続いています。市場は縮小するのに競合が減らない状況下でこれまで以上に知恵を絞らなければなりません。ただ、顧客の方から国内縫製にこだわる声が上がってきています。弊社は百貨店アパレルとのお付き合いが長いこともあり、国内縫製工場とのパイプが強い。こういった特徴を打ち出します。

 -統合初年度の課題として挙げられていたインナー、ユニフォームの進捗(しんちょく)は。

海外市場でも、自社で扱うテキスタイルを自社縫製し、欧米向けに納める仕事が出てきました。合繊原料を起点に素材、縫製まで対応するビジネスも国内でできつつあります。最先端の機能素材を求めるスポーツやユニフォーム分野のニーズは、弊社で取り扱う素材とマッチします。成果を出すのはこれからですが、当社の特色は出せていると思います。

-下半期(17年10月~18年3月)に入りました。方針は。

事業環境は厳しいですが、付加価値があるものを伸びが期待できる顧客、分野、プロジェクトに提案していく以外に奇策はないと考えていま す。「なんでもできる」というのは商社としては当たり前で、羅針盤になるような商売をいくつか展開することが大事ではな いでしょうか。まだ具体的には申し上げられませんが、顧客を軸にした戦略と並び、モノ作り、生産の軸足を強化したいとの考えで組織も入れ替えました。厳しい時代は会社を変えるチャンスでもあります。

インポート、ライセンスなどブランド事業は体制ができ、実を取りに行く時期です。業界に話題を提供していきたいと思います。現場は本当に一 生懸命やっています。ただ、発想に凝り固まらず、戦略がこれでよいか客観的に見てほしいですね。

―独自素材群「クロスアプリ」など店頭販売に貢献する機能も積極的に展開しています。

今はマーケティングが大きく変わっています。展示会を聞き、どこかのコンバーターと組むという時代ではなく、まず消費者が先です。消費者の 認知度が高いと顧客が付く。これまでの順番と逆の流れです。例えば、評判の飲食店や、コレクシ ョンのバックヤードのスタッフが着たTシャツが、会員制交流サイト(SNS)で拡散しブームになる。クロスアプリも、効果的に認知を広げる手法が重要になってきます。

25年前のあなたに一言

当時は31歳。名古屋と岐阜地区の製品担当として奔走していた。対中貿易が活発になり始めたころで、92年は年間17回中国へ出張。現地の工場に足しげく通った。ベトナムや欧州の出張も多く、海外出張は延べ120日間に上ったという。当時の自分には「頑張っていますなあ。体に気を付けて」とエールを送った後「走り回ってばかりではなく、もう少し考えて動け、と言いたい」と付け加えた。右肩上がりの時代はがむしゃらでもいいが「厳しい時代こそ戦術の見極めが必要。会社として羅針盤を出さねばならない」。冷静な語り口の中に経営者としての気迫を感じた。

2017年10月25日(水) 繊維ニュース13面

 

 

 

 

2017.10.23  

都会で着るためのダウンジャケット「クオーツ」

ダウン市場で独自のポジションを築くカナダ発ブランドに大手セレクトも注目

三井物産アイ・ファッシヨンは、カナダ発のダウンブランド「クオーツ」と独占販売契約を結び、2017年秋から日本での 販売をスタートした。同ブランドは、ベイクルーズが9月にスタートした自社ECサイト「ボイス フロム ベイクルーズ(以 下、ボイス)」で取り扱っている。「ボイス」は、ショップスタッフやクリエイティブ担当など、本来バイイングしてこなかったメンバー8人が個々の感性で集めてきた句のモノを提案する新しいカタチのECサイト。この“尖った”サイトで販売されていることだけでも、このブランドの可能性が垣間見える。

1997年に創業した「クオーツ」は、2015年にジャン・フィリップ・ロバート社長が経営を引き継ぎ、高いスペックはそのままにタウンユースとして提案。元々、極寒地の調査団や探検隊、航空会社のスタッフジャンパーなど採用されるほど、品質の高さは折り紙付きだ。「ノウハウ、技術、クラフツマンシップなど、カナダの厳しい寒さに対応するために培った豊富な経験がブランドの強み」とロバート社長。アイテムは全てカナダのモントリオールで生産し、カナダ産の650フィルパワーのホワイトダックダウンを採用する。フィルパワーとは、質と重量のことで値が高いほど少量でも暖かい。「街や都会で着るには、ただ 暖かければ良いというわけではない。軽さや動きやすさも必要だし、スタイリッシュなデザイン性も重要。決してオーバースペックにならないようにデザインと機能のバランスを見ながら調整している」と、ダウンは3層構造。生地はラミネート加工を施し、防水透湿機能を備える。カナダ産のフオックスとコヨーテのリアルファーを使いながら、価格帯も8万~10万円に抑えるなど、コストパフォーマンスも高い。

今秋冬に日本で販売するモデルは全8型で、うち1 型はジャーナル スタンダードの別注モデル。全体的にスマートにアップデートしたシルエットに4種類のフィットタイプを用意する。イヌイットの伝統衣装からインスピレーションを得て、フードの頭頂部が尖ったモデルや、裾がラウンドしたモデルもラインアップ。黒、ネイビ一、カーキ、マスタード、ワインレッドなど、都会的なカラーを提案する。

現在はカナダ以外にもフランス、ドイツ、ノルウェーなど世界8カ国で販売している。来シーズン以降は展開型数を増 やし、奥行きを持たせる。日本は世界中に拠点を持つ三井物産アイ・ファッションの情報収集力と販売ノウハウを生かし、認知度向上と販路拡大を目指す。

NEW ARRIVAL

ベイクルーズが「クオーツ」を選んだ理由

「クオーツ」を初めて見た時、スポーツやアウトドアではなく、非常にファッションに寄ったダウンブランドの印象を持った。機能性が高いのはもちろん、エレガント。日本人にとってダウンはファッショ ン。ただ、暖かさを求めるだけではなく、ファッションであることが重要。今後の発展が楽しみであり、なるべく早く世に出して弊社の顧客に訴求していこうと考え早期の決断に至った。今季はECサイトで先行販売(ウイメンズはECのみ)、11月頃からジャーナル スタンダードで取り扱う。(和田健/ベイクルーズ上級取締役)

2017年10月23日(月) WWDジャパン20面

2017.10.20  

高機能中わた「プリマロフト」

バリエーション増やす フリース生地の輸入も開始

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、高機能中わた「プリマロフト」のバリエーションを広げている。高い断熱性能を持つ「プリマロフト・エアロジェル」の発信を強めているほか、ファッション用途向けの「コレクション・バイ・プリマロフト」ではネームと下げ札を一新した。また、18~19年秋冬からはプリマロフト使いのフリース生地の提案もスタートさせている。 プリマロフトは、87年に米国アルバニーが米軍向けの中わたとして開発したのが始まり。高い保温力と撥水(はっすい)力、柔軟性と圧縮性を兼ね備えた高機能ポリエステルの中わたとして知られている。米国は、新たな視点で開発したものを「クロスコア」として提案しているが、エアロジェルはこの代表的な例。エアロジェルは防寒用ブーツの中敷や、アウトドアウェアの携帯電話用ポケットでの使用を想定している。MIFでは本国と連携しながら、今後も新商品を積極的に導入する方針だ。

MIFは中わたとしての供給に加えて、15年秋冬からプリマロフトの特徴を生かしたテキスタイル「プリマロフト・パフォーマンスファブリック」の供給も本格化させた。18~19年秋冬でも、プリマロフト・パフォーマンスファブリックの一環として、米国が開発したフリース生地の販売をスタートさせるほか、日本でもファッション向けテキスタイルの開発を推進している。

2017年10月20日(金) 繊研新聞4面

2017.10.18  

高密度織物「パーテックス」をリブランディング

消費者へのアピール強化

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18~19年秋冬向けから、高密度織物「パーテックス」のリブランディングに着手した。ロゴや下げ札の刷新に加えて、サブカテゴリーを六つに集約する。「より消費者に分かりやすいブランドに育てる」(奥田誠関西支社営業統括第二本部機能テキスタイル事業部副事業部長兼第二室長)方針で、ホームページも一新した。(稲田拓志)

パーテックスの販売は輸出が順調で、国内もライフスタイルブランド向けの「パーテックス・アンリミテッド」が貢献し、安定したビジネスとなっている。リブランディングを機に、今後さらにプロモーションを強化する。

パーテックスは79年に英国で開発された素材で、05年に三井物産が商標と特許を取得した。長年、三井物産テクノプロダクツ(MBT)が販売してきたが、MBTと三井物産インターファッション(旧MIF)が16年10月に統合したことで、現在は現MIFの営業統括第二本部が扱っている。今回、リブランディングを開始したのは、サブカテゴリーの細分化が進んだことで、ブランドイメージが伝わりにくくなっていると判断したため。消費者に向けたブランディングが「これまで以上に重要」という点も背景にある。

軽量で耐久性に優れたソフトな高密度シリーズ「クァンタム」では従来、重量ごとに五つのカテゴリーとしていたが、クァンタムと通気性に優れた「クァンタム・エアー」、極薄コーティングを施した「クァンタム・プロ」の3カテゴリーにした。透湿防水シリーズの「シールド」はシールドと、より軽量な「シールド・プロ」の2カテゴリーとし、これら五つに加えて、特殊な二重織りシリーズの「エクイリブリウム」の合計六つをサブカテゴリーとして発信する。六つのサブカテゴリーに対して、D字型断面糸を使った「ダイヤモンド・フューズ」、超撥水(はっすい)の「スーパーDWR」といった五つの技術を組み合わせる形で提案する。

パーテックスの販売先は有力スポーツ、アウトドアブランドが中心で、輸出に強みを持っているが、カジュアル分野に向けた「パーテックス・アンリミテッド」の国内販売も拡大している。ファッションシーンでスポーツテイストの人気が継続していることがあり、「今年は取引先が倍増のペース」となっている。テキスタイルでの販売だけでなく、MIFの製品部署との連携も重視している。

新たに使用するロゴ。ホームページも刷新した

2017年10月18日(水) 繊研新聞4面

2017.10.17  

「パトリック・ダブルスラッシュ」

三井物産アイ・ファッション「パトリック・ダブルスラッシュ」

                         スポーツする時間、しない時間の境界に

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18年春夏、シューズブランド「パトリック」のアパレルライン「パトリック・ダブルスラッシュ」をデビューさせる。シューズを企画・販売するカメイ・プロアクトとライセンス契約を結び、ウェアやアクセサリーを企画する。セレクトショップへの供給を想定しており、伊澤良樹氏をディレクターに迎え、カットソー、ソックスなど60型を揃えた。 パトリック・ダブルスラッシュのコンセプトは「スポーツをしている時間とスポーツをしていない時間の境界で着られる服」。春夏はフランスに親しみのあるスポーツに着目し、秋冬はウィンタースポーツを通してフランスのアウトドアライフを表現する。

タグや下げ札は新たに作成し、縫製は日本。ダブルスラッシュ・アイコンをあしらったカットソーが代表的なアイテム。トップ8500~1万1000円、ボトム1万3000~1万5000円、アクセサリー2000~1万5000円。セレクトショップには卸だけでなく、デザインを共同企画するODM(相手先ブランドによる設計・生産)も検討する。 MIFはアパレルラインの投入により、パトリックブランド全体の認知度向上を目指す考え。アパレルでイメージを強く発信することで、シューズ販売との相乗効果を見込んでいる。この一環として、シューズの直営店でのアパレルラインの販売も計画している。

                

赤が目を惹くタグや下げ札はオリジナルで作成した      ダブルスラッシュ・アイコンをあしらったカットソーがキーアイテム
2017年10月17日(火) 繊研新聞11面

2017.10.05  

「パトリック・ダブルスラッシュ」

MIF「パトリック・ダブルスラッシュ」 若年層顧客取り込む

18春夏コレクション披露

三井物産アイ・ファション( MIF )は18春夏に始める「パトリック・ダブルスラッシュ」ブランド事業で、若年層の取り込みを狙う。会員制交流サイト(SNS)なども活用した認知度向上で卸先を増やし、将来的にはショッピングセンター(SC)やセレクトショップの有力ブランドとのコラボレーションも想定する。初披露となる展示会を6日まで同社(東京都港区)で開いている。

同ブランドは、シューズブランド「パトリック」のアパレルライン。国内商標権を持つカメイ・プロアクト(東京都港区)と提案して立ち上げる。

シューズの購買層が40歳前後以上と高くなっており、ヤングレディースを中心とした若年層を取り込むブランドの再構築策として、MIFがカメイ・プロアクトに提案した。「スポーツをしている時間と、スポーツをしていない時間の境界で着られる服」をコンセプトにMIFが企画。国産素材、国内縫製のモノ作りで卸事業から始める。

ブランドコンセプトを発信しながら販路を広げると同時に、SNSを通じた訴求に力を入れる。ブランドのホームページは既に立ち上げた。将来的にはSCブランドとセレクトショップ販路へのライセンスビジネスやコラボレーションに結び付けて事業を拡大したいとの考え。

18春夏コレクションは、ダンボールニットを使った柔らかい着心地のカットソーが主力の構成。サッカーのゴールキーパーをモチーフにした。シーズンごとにテーマとするスポーツ競技を変えて企画する。秋冬商材では布帛アウターも加える。

展示会後も同社のショールームで披露して顧客を集める。

2017年10月5日(木) 繊維ニュース4面

2017.09.20  

「パトリック・ダブルスラッシュ」提案

MIF アパレルブランド立ち上げ

三井物産アイ・ファッション(MIF)は仏シューズブランド「パトリック」を展開するカメイ・プロアクト(東京都港区)と提携し、同ブランドのアパレルラインを立ち上げる。18春夏向けから「パトリック・ダブルスラッシュ」を、企画か ら卸販売まで手掛ける形で始める。最初の展示会を10月4~6日にMIF(東京都港区)で開く。

カメイ・プロアクトとライセンス契約した。MIFが企画・生産・販売する。スポーツをしている時間としていない時間の境界で着用できる服がコンセプト。ダブルスラッシュをブランドアイコンにして「クラシック」「ミニマル」「テクニカル」を要素に、普遍的で最小限ながら技術を取り入れたモノ作りを進める。

シーズンごとにテーマとなるスポーツ種目を設定し、最初のシーズンはサッカーをコンセプトにゴールキーパーに着眼した。トップスは8500~1万1千円、ボトムス1万3千~1万5千円。アクセサリーは2千~1万5千円の価格構成。

2017年9月20日(水) 繊維ニュース3面

2017.09.20  

「パトリック」のアパレルライン

「パトリック」のアパレルライン 18年春夏から販売

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18年春夏から、「パトリック」のアパレルライン「パトリック・ダブルスラッシュ」の販売を開始する。シューズを販売するカメイ・プロアクトと提携し、メンズ、レディスのウェアとアクセサリーを扱うもので、販路はセレクトショップを想定している。

パトリックは125年前に西フランス・プゾージュ村で誕生したブランドで、18年には日本進出40周年を迎える。パトリック・ダブルスラッシュのコンセプトは、「スポーツをしている時間とスポーツをしていない時間の境界で着られる服」。クラシック、ミニマル、テクニカルをデザイン要素として開発する。小売価格は、トップで8500~1万1000円、ボトムで1万3000~1万5000円、アクセサリーで2000~1万5000円。

アイテムはメンズ、レディスのウェアとアクセサリーを予定している

2017年9月20日 繊研新聞1面

2017.09.11  

気鋭ブランドと協業テキスタイルの新プロジェクト

三井物産子会社が気鋭ブランドと協業テキスタイルの新プロジェクト

三井物産子会社で繊維・アパレル事業の中核会社、三井物産アイ・ファッションは司社のテキスタイルブランド「クロスアプリ」で、「ティート トウキョウ」を手掛けるキッズコースターとの協業をスター卜する。両社は「クロスアプリラボ」を設立し、キッズコースターが「クロスアプリ」のブランディングからデザイン、プロモーション、SNS戦略の立案と実行までを、三井物産アイ・ファッションがテキスタイルの開発を行う。

「クロスアプリ」は今年3月にスター卜した三井物産アイ・ファッションのテキスタイルブランドで、アプリやウェブサイトを通じ、エンドユーザーにダイレクトにテキスタイルの機能や特徴を伝えることで、テキスタイルの納入先であるアパレルやリテーラーを支援する狙いがある。

キッズコースターは、東京の人気ブランド「ティート トウキョウ」のデザイナー、岩田翔と滝沢裕史の2人が代表を務める。「クロスアプリラボ」では、飲食店や家具工房、イベント制作現場、林業などのシチュエーションに特化した架空のコンセプトブランドを年内に発表。三井物産アイ・ファッ ションはそうしたシチュエーションに適した機能性テキスタイルの開発を行い、企業とのコラボレーションも仕 掛けていく。

2017年9月11日(月) WWD19面

2017.08.23  

現地素材開発を本格化

婦人カジュアル用も視野

【ホーチミン=石川亮】三井物産アイ・ファッション(MIF)はベトナムで素材開発に力を入れている。

担当人員を三井物産のベトナム現地法人に置き、ベトナム北部エリアに広げる縫製拠点に合わせてスポーツ向け定番品、ユニフォーム向け独自素材などの開発を進める。婦人ファッション向けでもロットを見込みやすい分野を念頭に取り組む方針。同国縫製の現地素材比率を3年以内に現状に比べて倍以上に抵大する。

MIFにとってベトナムはチャイナ・プラス・ワン地域の最重要拠点。ハノイを中心とする北越エリアでスーツを始め、スポーツウエアを生産し、ボトムスの生産ラインも拡充している。

素材、縫製の一貫生産に対する要望が高まる中、素材の現地調達を重視し、同分野に精通した人材を4月から置いている。人口が多く、外資系企業の進出も盛んなベトナムの優位性を活用する。ホーチミン周辺の南部で、紡績から染色加工まで一貫対応できる現地の韓国系、台湾系メーカーを中心に取り組む。

得意とするスポーツウエア向けではある台湾系企業との従来の取り組みを織り・編みで深掘りする。ユニフォームアパレル向けでは韓国系企業と独自開発を進めている。ボトムス用の綿複合品やストレッチ素材、スポーツ向けの合繊タフタや丸編みの定番品では、ある程度の基盤が整うとみる。

ファッション向けでは婦人カジュアル衣料用素材を、比較的にロットを見込みやすい分野として、今後を見据えた開発課題の一つに挙げる。日本のMIFの営業部署と連携し、現地パートナー企業の開発意欲に働き掛けながら、差別化できる素材を創出する。

2017年8月23日(水) 繊維ニュース3面

2017.08.22  

キッズコースターと共同で「クロスアプリラボ」設立

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、ファッションブランド「ティート・トウキョウ」を運営するキッズコースター(東京)と共同で、「クロスアプリラボ」を設立した。今後、クロスアプリラボがMIFのオリジナルテキスタイルコレクション「クロスアプリ」のブランディング、デザイン、プロモーションを担う。

クロスアプリは、MIFが17年春夏向けから投入したテキスタイルコレクション。コンフォートやストレッチ、リサイクルなどマーケットニーズを反映した各タイプを揃え、18年春夏向けでは27種類に拡充している。これまでは自社でブランディング、プロモーションを手掛けてきたが、キッズコースターとラボを設立することで外部のノウハウも活用。クロスアプリラボは、テキスタイルの機能性を生かしたシチュエーション特化型のブランドデザインの開発なども推進する。

具体的には、飲食店や家具工房のユニフォーム、作業着などを想定しており、イベント製作現場や林業といった職業に応じたテキスタイル開発とデザイン提案にも着手する。

キッズコースターは14年の設立で、ティート・トウキョウの運営だけでなく、ブランドビジネスのノウハウを生かしたデザイン、プロモーション、マーケティングなど総合的なブランディング業務を手掛けている。また、インターネット、SNS(交流サイト)を活用したマーケティング、デジタルプロモーションにも強みを持っている。

2017年8月22日(火) 繊研新聞4面

2017.08.21  

クロスアプリラボ開設

MIF、キッズコースターと

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、独自素材群「クロスアプリ」の展開で、デザインやブランディングを得意とするキッズコースター(東京都渋谷区)と「クロスアプリラボ」を設立する。MIFが生地開発を担い、クロスアプリのブランディング、プロモーション、ソーシャル・ネットワーキング・サービス戦略の立案と実行をキッズコースターが手掛ける。

クロスアプリは、素材をカテゴリー別にサイン化している点が特徴。消費者が素材からブランドや服選びをできるようにする取り組み。

クロスアプリラボではこうしたカテゴリー分けを生かし、それぞれのシチュエーションや用途に適した機能素材とそれを用いたデザインを開発、設計、提案する。

2017年8月21日(月) 繊維ニュース3面

2017.07.20  

「ポール・スチュアート」公式サイトを刷新

三井物産アイ・ファッションは18日、米国ブランド「ポール・スチュアート」のオフィシャル・ウェブサイトをリニューアルした。

これまで紹介してきた店舗や商品の情報だけではなく、ニューヨークや東京のトレンドスポットの紹介、時代をリードするキーパーソンへのインタビューなど、ポール・スチュアートのフィルターを通した「上質なライフスタイル情報を発信するメディアサイトを目指す」。今後は店頭とウェブサイトを連携させた各種イベントを開催するなど、ウェブサイトをさらに充実させる。

「ポール・スチュアート」 公式サイトから

2017年7月20日(水) 繊研新聞4面

2017.07.07  

快適素材を中国以外で生産

SC向けの製品企画提案

三井物産アイ・ファッションはショッピングセンター( S C )向けの製品OEM/ODMで中国以外の活用度を高める。中国などで開発、生産管理した付加価値素材を、関税免除を目的にミャンマーやパングラデシュで縫製する生産網を提案する。

トレンド商材か低コストで供給して顧客の要望に応える。今日7日まで同社(東京都港区)で 「 2 0 1 8年春夏総合展V O L.2 」を開いている。トレンド分析を基に製品サンプル約6 5 0点を企画した。Tシャツ1 900~2900円、シャツ・ブラウス3900円、アウター1万円以下などで提案する。S C業態価格帯に合うモノ作りをカンボジア、ミャンマー、バングラデシュで進める。布南アイテムでインド縫製にも着手する。それらの中でも、軽製1工程のみで関税が免除される後発発展途上国( L D C )特恵適用国での生産に注力するデザインだけでなく、素材の 付加価値向上に対する要望が顧客から高まっているためだ。イージー ケア、ストレッチ、独自プリント柄対応素材の開発に注力し、特にイージーケアの打ち出しはポリエステル100%や複合素材をツイル、サッカー、ドビーなど表面感の品ぞろえを幅出しした。中国での素材開発のほか、パキスタンで紡績した綿をバングラデシュで編み立てる綿横編み生産も按露した。

素材ブランド「クロスアプリ」で展開する消費者向け付加価値訴求の仕組みと合わせた提案で、店頭販売に貢献して新規、 開拓につなげる。話し込みの土台となるスタイル提案はシャツ、ブラウス関連が100点を占めるなど力を入れた。ガワンタイプ、シャツワンピースなど膝下丈までシルエットが広がる。ベイズリー柄、レース使い、刺しゅうなどビンテージ感を打ち出す装飾の多いファッションも18春夏の傾向とみる。

2017年7月7日(金) 繊維ニュース3面

2017.07.07  

SC販路向け製品ODMで機能素材強化

シャツ系アイテム重点

三井物産アイ・ファッションはSC系販路向けの製品ODM(相手先ブランドによる設計・生産)で、機能素材の打ち出しを強めている。デザイン面ではシャツおよびシャツから派生したアイテムを重点としている。比較的安価なゾーンを対象とするため、小売価格で1万円を切るアウターも充実している。(稲田拓志)

同社はこのほど18年春夏向けの展示会を2回に分けた。6月に開いたパートⅠでは百貨店アパレル、セレクトショップ向けを中心に提案したが、5~7日に開いたパートⅡはSC系販路向けでカジュアルが中心。パートⅠでもオリジナルのテキスタイル「クロスアプリ」を大きく打ち出したが、パートⅡでも「顧客の機能素材に対するニーズが強い」ことから、クロスアプリのストレッチ、シンプルケア、カポックの三つを柱に構成した。

デザイン面ではシャツのバリエーションを広げたのが特徴で、シャツワンピース、ガウンのようなシャツアイテムなどを提案した。テキスタイルはプリントや加工を多用しており、ビンテージ調を表現している。パートⅠに比べて、パートⅡの顧客は安価なゾーンが中心のため、アウターでも小売価格で1万円を切るサンプルを揃えた。価格メリットを実現するため、中国縫製が主力のパートⅠに対して、パートⅡではミャンマー、カンボジア、バングラデシュ縫製などを活用している。

18年春夏向け展示会パートⅡ(5~7日)

ベトナムで生産強化

三井物産アイ・ファッションは、ベトナムでの機能を強化している。ハノイとホーチミンそれぞれに駐在員を配置し、ハノイ周辺ではスポーツウェア、紳士重衣料の生産を充実。ホーチミン周辺ではニットカジュアルの生産を強めている。素材調達と開発も推進し、「ベトナムでの原料から製品までの一貫体制を強化」している。

三井物産グループは以前からベトナムを活用したスポーツウェア、メンズスーツの生産で強みを発揮している。両アイテムは主にハノイ周辺で生産体制を確立しており、2~3年前からボトム単品の生産ラインを集約しながら、ホーチミン周辺ではセレクトショップ向けのニットカジュアルの生産にも注力してきた。

ベトナムでの製品調達は日本向けを主力としているが、ロシア、米国、イタリア向けの輸出も開拓中で、欧米向けに対応する素材開発も進めている。

今後の重点戦略は原料、素材の強化を挙げている。優遇関税を活用するためには「一貫調達の拡大は必須」とし、素材開発では台湾系や韓国系企業との共同開発に注力する。台湾系企業とは合繊、スポーツ向けを中心に開発、韓国系企業とは綿複合、ポリエステル・レーヨンを中心に開発する。アイテムでは強みとするスポーツウェア、メンズスーツに加えて、カジュアルやユニフォームを拡大する考え。

2017年7月7日(金) 繊研新聞4面

2017.07.05  

「クオーツ」と独占販売契約

カナダ発のダウンブランド

三井物産アイ・ファッションはこのほど、カナダ発のダウンブランド「クオーツ」と独占販売契約を結んだ。極寒地のカナダの調査団や探検家、航空会社などから高い信頼を得続けているダウンジャケットブランドが日本に上陸する。

クオーツは1997年に創業。ダウンには高品質なケベック州や草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用し、ほほ全てのアテムをケベック州のモントリオール周辺で製造 する。クオーツの商品は全体的にスマートなシルエットが特徴でウイメンズはスリム、セミスリム、リラックスの3タイプ。メンズはこれらにエクスペディションを加えた4タイプとなる。価格帯は8万~10万円前後となる予定。シンプルでミニマルなデザインバランスは、他のブランドにはない特徴で、30~40代のブァッション感度の高い人を顧客に持つセレクトショップを中心に展開する。今後はメディアや会員制交流サイト( S N S)を通じて情報や世界観を発信する。

2017年7月5日(水) 繊維ニュース3面

2017.07.05  

カナダ「クオーツ」の独占販売権を取得

三井物産アイ・ファッションはこのほど、カナダのダウンジャケットブランド「クオーツ」の独占販売権を取得した。30~40代の顧客を持つセレクトショップ販路を中心に供給する。今後、メディアやSNS(交流サイト)を通じて発信する。

クオーツは、97年に誕生した。ほぼ全てのアイテムをケベック州モントリオール周辺で製造し、ダウンはケベック州や草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用している。小売価格は8万円から10万円前後を予定。全体的にスマートなシルエットが特徴で、ウイメンズはスリム、セミスリム、リラックスの3タイプ、メンズはこれらにエクスペディションを加えて4タイプを揃えている。

スマートなシルエットが特徴の「クオーツ」

2017年7月5日(水) 繊研新聞4面

2017.07.03  

カナダ発のダウンブランド「クオーツ」が日本上陸

極寒地で高い信頼性を得続ける質実剛健なダウンジ‘ャケットがブランドを刷新して登場

三井物産アイ・ファッションはカナダのダウンジャケットブ ランド「クオーツ」と独占販売契約を結び、2017-18年秋冬シーズンから日本で販売を開始する。全体的にスマートな シルエットが特徴で、ウィメンズはスリム、セミスリム、リラックスの3フィット。メンズはこれらによエクスペディションを加 えた4フィット。価格帯は8万~10万円前後となる。

クオーツは1997年に創業し、ほぼ全てのアイテムの製造を ケベック州のモントリオール周辺で行う。ダウンはケベック州や草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用。その品質の高さから、極寒地の調査団や探検隊、航空会社のスタッフジャンパーなどを手掛けてきた。15年にジャン・フィリップ・ロバートに経営が引き継がれると、高いスペックはそのまま に、シルエットをスリムにしてタウンユースとしての提案を開 始する。

三井物産アイ・ファッションの加藤秀史・営業統括第三本部長は「日本には10万円前後の価格帯のダウンに対する需要がある。『クオーツ』の質実剛健なモノ作りと、シンプルで ミニマルなデザインのバランス感は、他ブランドにはない特徴だ。ダウンジャケットは激戦区だが、独自のポジションを築けると思っている。30~40代中心のファッション感度の高い顧客に、しっかりと届けていきたい」と語る。販路はジャーナル スタンダードやベイクルーズのECサイトなど、大手セレクト系が中心。今後はブランドの知名度を高めるた め、メディアやSNSを通じて情報を発信する予定だ。また三井物産アイ・ファッションの生産力を生かし、日本国内の素材を使用したショップ別注モデルも視野に入れる。「世界各国のまだ知られていないブランドを通じて、その国の文化から生まれたファッションを知ってもらいたい。われわれは世界各国に三井物産の支店を持っているので、その強みを生かして世界中の面白いファッションを発信していきたい」。

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”これまで培 ってきた モノ作りをタウンユースとして普及させたい”

ジャン・フィリップ・ロバート/クオーツ社長

以前はブランドのビンテージ品を販売するビジネ スを行っていた。当時から自分でラグジュアリーな アイテムを作りたいと考えていて、偶然、クオーツが 経営者を探していることを知った。

「クオーツ」には、カナダの厳しい寒さに対応するためのノウハウ、技術、揺るぎないクラフツマンシップがある。製造の過程 をモダナイズした り、サイジ ングをスマートに変えたりすることで、タウンユースのダウンブランドとして生まれ変わ らせることができると考えた。寒さから身を守るということを前提 にしながらも、イメージビジユアルなどで日々の生活になじむアイテムとして訴求していきたい。現在8カ国で販売しており、カナダ国外の売り上げは約30%。今後はもっとこの国外需要を伸ばしていきたいので、ファッション感度の高い日本は、とても重要なマーケットだと考えている。

2017年7月3日(月) WWDジャパン18面

2017.06.28  

プリント製品でポルトガル生産拡大

現地生地メーカー、縫製企業活用

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、プリント製品のポルトガル生産を拡大する。現地プリント生地メーカー、縫製企業を活用し、日本向けにワンピースなどを供給する仕組みで、17年春夏向けから着手した。「独特の色や柄が受けて、好評」なため、18年春夏向けでさらに強化する。

生産は、プリント生地がアダルベルト、縫製はフロダモーダ。アダルベルトはインクジェットプリントを得意とし、毎シーズン100~200の新柄と生機(きばた)を提案している。フロダモーダは自社ブランドのほか、欧州向けのOEM(相手先ブランドによる生産)を手掛ける布帛縫製工場で、自社デザイナー、パタンナーも抱えている。ロットは1型300枚が基本で、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)も行っている。

三井物産アイ・ファッションはポルトガル生産について「製品コストは日本と中国の中間で、小ロット対応も可能」とするほか、「欧州のSPA(製造小売業)やブランドへの供給で培った高い提案力、短サイクルでの生産体制」もメリットにあげている。18年春夏向けでは、ワンピースやキャミソールなどレディスウェアの提案を前面に出している。

2017年6月28日(水) 繊研新聞4面

2017.06.27  

販売に貢献するサービス提案

「クロスアプリ」が好調

三井物産アイ・ファッ ション(MIF)は独自素材を店頭販売、需要喚起に貢献する仕組みと組み合わせて展開することで顧客との取り組みを深めて行く。

MIFの「クロスアプリ」は、機能など素材の特徴ごとに20以上のサブカテゴリーに分類して展開する独自素材群。顧客向けのみならず、最終消費者向け情報発信ツールとしても活用できる点に最大の特徴がある。

素材の機能を分かりやすいサインと簡潔なメッセージで表現し、インターネットを活用して消費者へ直接情報発信することで、素材を購入動機にできるようにする取り組み。顧客アパレルブランドの製品のタグにはクロスアプリの各サブカテゴリーをサイン化したタグを下げ、店頭販売につなげる。素材を販促サービスと組み合わせ店頭販売に貢献させる付加価値機能として開始した。

同社によると、クロスアプリを起点とした取り組みは「想定以上の反響を呼んでいる」という。複数のサブカテゴリーが採用され、スタートとなった17春夏ではタグの発効枚数が初期に想定した規模の8倍に達したとい う。

クロスアプリを採用したブランドをインターネットで発信していること、取り組み先の製品企画力との相乗効果で追加タグ発注の依頼もあるな ど、狙い通りの循環を生 み出している。

ベースとなる素材開発では、18春夏向けでストレッチ性やイージーケア性など消費者のニーズが強い快適機能で掘り下げるなど強化するとともに、縫製面もオペレーションを磨き、モノ作り基盤を固める。同時に、こうしたマーケティングサービスも新たな手法を提案して行く考え。店頭販売への責献までサービス提案を踏み込んでいくことで、顧客との取り組み深耕につなげる。

2017年6月27日(火) 繊維ニュース8面

2017.06.23  

クロスアプリの発信強化

18年春夏向けは27種類に

三井物産アイ・ファッションは、オリジナルのテキスタイル「クロスアプリ」の発信を強めている。クロスアプリは3月に正式にデビュー、マーケットニーズを反映して開発した27種類の素材を揃えている。テキスタイルの特徴をアイコンで分かりやすく表記したほか、オリジナルのタグを製作。SNS(交流サイト)での発信やアパレル、セレクトショップといった顧客との連携も強化し、市場に浸透させる考えだ。

クロスアプリは17年春夏向けから投入した。当初はコンフォート、リサイクルといった9種類だったが、18年春夏向けでは、ストレッチ、シンプルケア、カポック、スウェットガードの四つを加え、27種類まで広がった。「テキスタイルの特徴が分かりやすいと洋服選びがぐんと快適になる」として、顧客に提案している。すでに採用したアパレル企業からは「リピートが相次ぐ」など、ブランディングに手応えを感じている。

このほど開いた18年春夏向けの製品OEM(相手先ブランドによる生産)展でもクロスアプリを前面に出し、サンプルを作成した。特に軽量感、エアリーな素材群を集積したクラウド、今まで以上の伸長率と回復率を持たせたストレッチ、手入れが簡単なシンプルケアを重点的に打ち出した。

同社は「製品OEMで重要なのは素材の発信」と見ており、引き続き提案を充実する方針。クロスアプリ以外では、スポーツ向け高密度織物「パーテックス」で、ファッション用途の「パーテックス・アンリミテッド」の提案を強めている。パーテックスの高い知名度を生かしながら、カジュアル向けに落とし込んでおり、市場でスポーツとファッションの融合が進んでいるため、アピールを強める。

分かりやすいアイコンで素材特性を表現している

2017年6月23日(金) 繊研新聞4面

2017.06.22  

消費者起点で快適素材提案

ストレッチなど深掘り

三井物産アイ・ファッションは春夏向け製品OEM/ODM提案で春夏シーズンに適合する快適機能を軸に素材の打ち出しを重視する。独自素材ブランド「クロスアプリ」の中でストレッチ、イージーケアを取り上げ、製品企画と絡めて開発を深掘りした。高機能テキスタイルも「パーテックス」シリーズのカジユアル向けラインを拡充して提案。23日まで同社(東京都港区)で「 2 01 8春夏総合展示会VOL. 1」を開いている。

消費者ニーズを起点に、春夏衣料で要望が強いストレッチ、イージーケア機能の開発をクロスアプリシリーズで掘り下げた。ストレッチ性では、ポリウレタン繊維とポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維に、さらに綿や羊毛を加工する、天然繊維の風合い、見映えを持ったストレッチ素材を開発した。ボトムス用厚地 織物だけでなく、丸編みや春夏シーズンを意識した薄手タイプもシャツ、ボトムス向けに訴求する。

タイトシルエットのほかボリューミなアイテムでの採用が着やすさに大きく影響する」として、製品企画で提案。イージーケアではポリエステル使いで綿や麻など天然繊維調のモノ作りを進めた。軽量素材の開発も重視し、エアリーな風合いを特徴とする「クラウド」シリーズで、天然中空繊維カポック使いの商材を訴求する。快適機能を天然繊維、天然繊維調合繊で表現する打ち出しでまとめた。

クロスアプリの最終消費者向け素材情報発信機能と組み会わせ、需要喚起によって店頭販売に貢献する顧客との取り組みにしていく。アウトドア、スポーツウエア向け透湿防水高機能テキスタイルであるパーテックスもカジュアルラインの「パーテックスアンリミテッド」で提案に注力した。ストレッチ素材、天然繊維の見映えを持つ素材、中肉素材のラインアップをファッシン衣料用製品企画に取り入れている。

同社は7月上旬にも駅ビルやショッピングセンター向けの総合展示会VOL 2を開催する。

2017年6月22日(木) 繊維ニュース2面

2017.05.17  

香水、コスメティックの輸入開始

アイビシ・トレーディングと組み欧州4ブランド

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、香水やコスメティックのインポートを開始した。セレクトショップなどの顧客の間で関心が高まっていることが背景。フランス、イタリア、英国の4ブランドを扱う。

フレグランスでフランスの「イストワール・ド・パルファム」「アンニュイ・ア・バリ」、イタリアの「ウェルミ」。フランスの2ブランドは一部の有力セレクトショップで販売され、人気という。

英国からは、ナチュラルコスメ「アンドレア・ガーランド」の輸入に着手した。アイコンはリップバームで、使用後の容器は小物入れとして使えるデザイン性の高さも特徴だ。ハンドメイドの英国製で、バスソルトも人気。

これらの輸入販売の開始にあたり、化粧品の輸入と製造販売に強みを持つアイビシ・トレーディング(神戸市)と協業した。アイビシ・トレーディングは、セレクトショップや百貨店向けの販売で実績が豊富だが、「MIFと組むことで、販売先の拡大が期待できる」として協業を決めた。

フランス「イストワール・ド・パルファム」。デザイン性に優れ、インテリアとしての活用も

2017年5月17日(水) 繊研新聞11面

2017.04.25  

2017春季総合特集

三井物産アイ・ファッション 社長 白崎 道雄氏 経営難度高まる時代に商社の総合力 17年度はシナジー発揮元年

消費者の購買行動が多様化し、経営の難度が高まっている。その中でこそ商社が総合力を発 揮し、顧客の抱える課題解決に貢献する手法があると三井物産アイ・ファッションの白崎道雄社長は強調する。ブランド、素材各事業のグループ会社が統合し、事業領域を広げて本格的シナジー創出に取り掛かる2017年度。インポート事業の幅出しと素材、縫製一貫対応による差別化創出を最初の取り組み課題とする。

―繊維産業の半歩先を考えたときに見逃せない状況変化とは。

経営の難度が上がっていることです。特に消費 者の購買行動、価値観の変化、さまざまなイノベーションに対面している川下でそう感じます。洋服や雑貨の取引だけで、顧客のニーズに応えきれない段階に入っているでしよう。

―三井物産アイ・ファッションとして、どう対応していきますか。

当社のみならず、三井物産グループ全体の総合力を顧客にフィードバックできる体制を固めて行きたいと孝えています。

「新しい事業や始めたいが許認可の仕組みが分か らない」「海外進出を考えているのでサポートしてほしい」など、総合商社に求められる機能は本来、さまざまな期待・役割があります。衣料だけに機能を限定してしまうとこうした〝相談場所〟が分からなくなってしまいます。対価として頂くのは商品に対してで、その品質で勝負することはもちろんですが、多岐にわたるニーズを当社が吸収し、本体へのフィードバックを通じてしっかり応えて行く総合商社とし ての持ち味はこれからもっと発揮することが要求されてくるでしょう。

―「クロスアプリ」の取り組みはその一環と言えますね。

クロスアプリはマーケティングを起点とした、顧客の「販売」により踏み込んで貢献していく取り組みです。今後の商社の提案はマーケティング力をいかに発揮するかということが重要になってきます。

―2 0 1 6年度を振り返っていかがで すか。

非常に大きな節目の年でした。昨年は4月にブランドマネジメントのBMC、10月に三井物産テクノプロダクツ(MBT)と統合し、忙しい1年でした。一体化することで細分化されていた機能、事業領域を繊維事業全体として一つに捉える広さを持つことができたと考 えています。これから取り組む人事交流やシナジー発揮に向けた施策で社員の間で活躍できる場が広がったという実感が広がるでしょう。その過程で、統一された一つの企業としての新しい文化が創出されていくはずです。

―製品ビジネスの16年度は。

微減収、微増益を見込んでいます。セレクトシ ョップ向け、スポーツ関連が堅調でした。デザイナーブランド向けは比較的、好調ですがインバウンド需要は一時期に比べ沈静化したようです。逆に百貨店向けは厳しい状況が続きました。営業利益は円高が寄与し、計画をやや上回りました。思い通りの原価で生産できたわけですが、市場が好転しているわけではないので17年度以降の先行きは厳しくみています。

―輸出ビジネスの方はいかがですか。

防護衣料用の難燃アクリル原料や高機能テキスタイル「パーテックス」の輸出は堅調でした。基本的にコモディティー商材の取り扱いはしていません。為替の変動に多少影響を受けることもありますが、アクリル原料はしっかりスペックインしていますし、パーテックスも一流アウトドアブランドとの取り組みができています。素材事業としての戦略は今後もこの方針は変わりません。スペックインできる用途開発とグローバル視点での販路開拓、マーケティングを徹底して行きます。

―展示会開催などでインポー卜事業の訴求にも取り組みました。

一時、弱まった機能ですが知見とネットワークはあるので、差別化要素を探す顧客ニーズに応えて行きます。欧州に強い三井物産の伝統を生かし、専門人材を投入して買い付け先の地域やブランド数を増やしており、にぎやかになってきまし た。

―17年度は三井物産グループで3ヵ年計画がスタートします。初年度の取り組み課題は。

事業領域に重複がないため、営業体制の統合はスムーズにできますが、逆にそれでは1+1にしかならないので、シナジーを最大限に発揮していくか、これからがチャレンジです。総合力を生かしたサービス拡充は前期にも取り組んできましたが、17年度からさらに具体化して推進して行きます。初年度は三つのテーマを掲げています。独自素材であるパーテックスを活用したスポーツ衣料分野の深掘りに加え、アクリル原料の取り扱い実績を生かしたインナー分野でのシナジー発揮も課題にします。さらに従来、強い分野ではなかった国内外のユニフォーム分野に向けた素材開発や縫製品の提供も防護衣料の高機能化が進む昨今では期待が持てると考えています。

思い出の味 本場のビールとソーセージ

ドイツ・デュッセルドルフに2度の駐在経験を持つ白崎さん。「ビアガーデンで楽しむビールとソーセージは格別」との語り口は〝思い出〟では納まりきらない実感がこもる。「ヴァイツェン」と呼ばれる、少し酸味の利いた白ビールになんの変哲のないソーセージだったと振り返るが、乾操した、欧州の夏の長い夜に屋外で仕事の疲れを癒やすひと時に「ドイツは良い場所だ 」としみじみ感じたという。豊富に地ビールが残る本場・ドイツ。とりわけ記憶に鮮明なのがミュンヘンで行われる世界最大規模の祭り「オクトーバーフェスト」だそう。

2017年4月25日(火) 繊維ニュース13面

2017.04.21  

差別化素材の製品対応を強化

三井物産アイ・ファッション(MIF)は16年度にブランド事業のBMC、旧三井物産テクノプロダクツ(MBT)と統合した。シナジー発揮の具体策を検討し、差別化素材の製品対応を強化する。MIFの白崎道雄社長は17年度を「シナジー発揮を本格化する初年度」と位置付ける。

独自の高機能テキスタイル「パーテックス」など旧MBTが得意とする素材開発機能を独自性として活用したいとの考えで、パーテックスを採用したスポーツ衣料の製品対応、アクリル原料の取り扱い実績を元にインナー分野のほか、国内外のユニフォーム分野に向けた素材開発、縫製品供給に注力する。旧MBTが持つ素材開発やマーケティングノウハウと、これまで製品OEM/ODMで蓄積した企画提案力、国内外の生産背景を組み合わせ、製品までの一貫対応力として訴求していく。

2017年4月21日(金) 繊維ニュース1面

2017.04.20  

往来

「三井物産本体の繊維部署の頃を考えると、逆に違和感がない」と語るのは、三井物産アイ・ファッションの白崎道雄社長。昨年、繊維関連グループ会社のBMC、三井物産テクノプロダクツと統合し、新年度を迎えた印象を話す。細分化した機能が統合されて事業領域の幅が広くなった同社は自身の経歴と重なり、繊維事業をまとめた中核事業会社のトップとして「市場での存在感を発揮したい」との意欲にもつながる。人事交流も本格的に始まる今期以降、「社員にとっての活躍の場が広がることの実感が会社に広がる」ことを期待する。

2017年4月20日(木) 繊維ニュース2面

2017.04.19  

総合商社のネットワーク活用

ロシアでのバイイングに着手

三井物産アイ・ファッション(MIF)がブランドのインポートビジネスを強めている。三井物産グループはイタリアなど欧州からのブランド輸入で強みを発揮してきたが、欧州だけでなく米国、カナダからの輸入も拡充している。総合商社ならではのグローバルなネットワークを活用し、ロシアでの買い付け業務にも着手しており、対象エリアの拡大を加速させている。

MIFでブランドビジネスを担っているのが、16年4月に発足させたブランドマーケティング事業部。ビー・エム・シーの機能と既存のインポートを担当する人員を合体させた組織で、欧州ブランドのインポートやセレクトショップ向けの買い付け、ライセンスなど「ブランドビジネスをトータルで担う」(堀川譲二執行役員営業統括第一本部ブランドマーケティング事業部長)形となっている。先行させた伊バッグ「バルドーニ」、仏バッグ「フォスティン」の輸入販売に加えて、17~18年秋冬から、仏レディスウェア「フェット・アンペリアル」、伊レディスウェア「サン・アンドレス」の独占輸入販売を開始した。

一方、セレクトショップ向けのバイイング業務では、ロシアのファッションブランドに着目。三井物産のモスクワの拠点のコネクションを生かし、ウェアおよび雑貨で6ブランドをピックアップした。世界中に張り巡らせた総合商社のネットワークを活用し、ロシアにとどまらず幅広いエリアからのバイイングを推進する。

今後、強化するエリアは米国。「セレクトショップ向けで米国ブランドは外せない」と判断しているためで、駐在員と連携を強めながらブランドの発掘に力を注ぐ。

17~18年秋冬から独占輸入販売をスタートさせた「フェット・アンペリアル」
2017年4月19日(水) 繊研新聞7面

2017.04.11  

3分野でシナジー創出

統合効果発揮を本格化

三井物産アイ・ファッションの白崎道雄社長は2017年度(2018年3月期)を「シナジー発揮を本格化する初年度」と位置付ける。昨年10月に統合した旧三井物産テクノプロダクツ(MBT)が得意とする事業分野のノウハウを生かした製品までの一貫対応の強化を今期の取り組み課題とする。ブランドインポート事業やその他、顧客ニーズに応えるサービス機能の拡充も今期から始まる3カ年計で強化する。

同社は16年度にブランド事業のMBCと旧MBTを統合し、10月から三井物産アイ・ファッションとしてスタート。管理部門の統合を図るとともに、今期から本格的に着手するシナジー発揮の具体策を検討してきた。3カ年計画の初年度となる今期は、3分野で差別化素材の製品対応を強化する考え。

特に旧MBTが得意とした素材ビジネスの機能活用を軸とし、高機能テキスタイル「パーテックス」を用い、スポーツ衣料を開拓するほか、アクリル原料の取り扱い実績をインナー分野の製品一貫対応につなげる。従来、差別化できていなかった国内外のユニフォーム分野に向けた素材開発や縫製品供給も「防護衣料の高機能化が進む中で期待できる分野」として注力する。

素材輸出が主力だった旧MBTが持つ素材開発やマーケティングノウハウとこれまで製品OEM・ODMで蓄積した企画提案機能や国内外の生産背景を組み合わせ、製品までの一貫対応力として訴求していく。

このほか、海外展開や新商材の模索など顧客が抱える課題の解決につながるサービス機能の強化も目指す。テキスタイル総合ブランド「クロスアプリ」は、消費者への直接的な情報発信も実施し、店頭販売に貢献させるほか、ブランドインポート事業も買い付け先の数や地域を拡充する。三井物産本体と連携した、総合商社のネットワークを生かしたサービス提案も進めて行くという。

2017年4月11日(火) 繊維ニュース3面

2017.04.10  

個性的な商材提案

MIFインキュベーション事業 合同展で2ブランド披露

三井物産アイ・ファッション( M I F )でデザイナーブランド 向け製品OEM・ODMを担当する営業統括第一本部第二事業部が、新進デザイナーと顧客を結ぶインキュベーション事業で、2ブランドを紹介する合同展を同社(東京都港区)で開いた。「プラスチックトーキョー」と「カピエ」を披露した。

同事業部の倉持薫参事は、新鮮味のある商材に対するニーズが店頭、消費者段階で高まっているとみる。消費者自身がコーディネート力をつけ、さまざまなテイストの衣料を自由に組み合わせる傾向が一般化する中で、売り場の品ぞろえも対応させる必要がある。インキュベーション展では単品のモノ作りで特徴ある新進ブランドを紹介。若手デザイナーの販路拡大を支援するとともに、出展ブランドとの今後を見据えた関係づくりにもつなげる。

プラスチックトーキョーは、2 0 1 6年の毎日ファッション大賞で新人賞を受賞したデザイナー今崎契助氏が手掛ける、13年にスタートしたブランド。国内セレクト向け卸のほか、パリや上海での展示会出展をきっかけに海外にも販路を持つ。ストリートファッションを背景にモードテイストを表現するアイデアが同賞の受賞につながり、17秋冬からレディース商品にも着手。パーカやコーチジャケットなどのメンズアイテムに透け感のある素材やオフショルダー仕様を取り入れ、女性らしさを加えた。

「 1 0 0年後も着たいニット」を打ち出すのがカピエ。「ラルフローレンブラックレーベル」でのデザイナー経歴を持つ大島郁氏は、多くの著名デザイナーを輩出したセントラルセントマーティンズ芸術大学でテキスタルを専攻。ニットに異素材を織り込んだプルオーバーやカーディガン、カシミヤブークレ糸使いと布帛を組み合わせるなど異素材複合のテクニックを駆使してニットの良さを引き立たせるモノ作りを得意とする。「取り組み先との意思疎通が緻密でないとイメージするモノ作りができない」とし、国内工場を自ら開拓したと言う。

2017年4月10日(月) 繊維ニュース3面

2017.03.31  

総合力で素材開発に注力

三井物産アイ・ファッション( MIF )は、ボリュームゾーンから中級品向けを念頭に、外資を含む現地企業の協業先を開拓してベトナムでの素材開発機能を強化する。スポーツ、アウトドアウエア向け高機能素材の開発を得意とする旧三井物産テクノプロダクツのノウハウは同社の強み。台湾メーカーとの取り組み実績を外資系、現地企業との取り組みに展開する。

三井物産本体のベトナム現地法人の人材とも連携し域内で調達した原糸を国内ニッターに供給するなど、サプライチェーンを工夫してベトナム製素材の開発能力全体を高める。MIFにとってベトナムは、中国以外の縫製拠点で注力。特にハノイ中心の北部エリアが、ボトムス専用ラインを保有するなど大半を占める。比較的 、安定した政情と人件費、リードタイム、素材産業の発展への期待からASEAN地域内での優位性が高いとみるほか、米国が環太平洋連携協定から離脱したことで、日本向けの開発案件に意欲を高める現地企業が増える効果も今後、期待できるという。

2017年3月31日(金) 繊維ニュース11面

2017.03.30  

素材でファッション楽しむ

「クロスアプリ」 展開

三井物産アイ・ファッションはこのほど、消費者が素材からブランドや服選びを楽しめるよう、素材をカテゴリー別にサイン化する取り組み「クロスアプリ」の展開を聞始した。同時にサイト(http://cloth-app.com)もスタートした。

製品に使用される素材がどのように生産され、どのような機能を持ち合わせているのかを分かりやすいサインで表現し、ファッションの同質化が懸念される近年の市場で、素材から購買動機をそそることを図る。素材特性を作り手側から消費者に直接、情報提供することで生産者と消費者と信頼関係を築き、商品価値を高めていくことも狙いにある。

各アパレルブランドの店舗に入荷する該当製品には、商品タグとともにクロスアプリのサイン化したタグが取り付けられる。Eコマースの定着で、現物を手に取る機会が少なくなった消費者に素材を知ってもらうためにも有効で、ネット購入時の返品解消にもつなげたいとの考え。

サイトでは、コンセプト動画やトレンド情報、クロスアプリ取り扱いアパレルブランドの紹介などを随時配信していく。

2017年3月30日(木) 繊維ニュース3面

2017.03.30  

素材の新ブランド「クロスアプリ」を発売

三井物産アイ・ファッションは29日、テキスタイルブランド「クロスアプリ」を発売、ブランドサイトを立ち上げた。

「素材からのアプローチで消費者に服選びを楽しんでもらいたい」と独自開発および独自セレクションする生地をクロスアプリとして17年春夏からブランド化する。「生産者の思いを消費者に伝える」「素材の作り手が見える」ことをテーマに、製品に使われている素材がどのように生産され、どんな機能を持っているのかをサインで表現し、素材が購入動機の一つになることを目指す。

「コンフォート(快適性)」「ボタニック(植物繊維)」など20以上のサインを作り採用ブランドに商品タグとしても活用してもらう。今後は店頭と連動したキャンペーンや取り扱うブランドとのイベントなど積極的にプロモーションを仕掛ける。

2017年3月30日(木) 繊研新聞2面

2017.03.29  

17~18年秋冬で婦人服2ブランドを独占輸入

セレクト店や専門店向けに

三井物産アイ・ファッションのブランドマーケティング事業部は17~18年秋冬、レディスウェアの「フェット・アンペリアル」「サン・アンドレス」の輸入販売を開始する。いずれも独占輸入販売権を取得しており、3シーズン目となるイタリアのバッグ「バルドーニ」、2シーズン目となるフランスのバッグ「フォスティン」とともに、セレクトショップや専門店向けに供給する。

フェット・アンペリアルは15年夏、フランスでデビューした。バロック建築、80年代パンク、ベル・エポックから着想を得た官能美を流動的な服で表現している。主に20代をターゲットとし、小売価格はシャツで約4万円、ブルゾンで約8万円、レザージャケットで14万~15万円。

イタリアのサン・アンドレスのデザイナーは、メキシコ人のアンドレス・カバイェロ。ルーツはメキシコで、ミラノとパリでファッションの研鑽(けんさん)を積み、それぞれの文化を融合させたデザインが特徴。柄もユニークで、主なターゲットは30代。中・軽衣料が4万~5万円、アウターは10万円台。

三井物産アイ・ファッションは16年4月、ビー・エム・シーの機能と既存のインポートを担当する人員を合体し、ブランドマーケティング事業部を発足させた。欧州ブランドのインポートやセレクトショップ向けの買い付け、ライセンスなど「ブランドビジネスをトータルで強化」(堀川譲二執行役員営業統括第一本部ブランドマーケティング事業部長)し、製品OEM(相手先ブランドによる生産)を担う事業部とも連携している。三井物産のグローバルネットワークの活用でロシアのファッションブランドの導入にも着手、今後は「米国ブランドの導入」も積極化する。

20代を対象にした「フェット・アンペリアル」
2017年3月29日(水) 繊研新聞4面

2017.03.24  

インポート事業拡大へ

展示会で 4 ブランド披露

三井物産アイ・ファッション(MIF)はインポートブランド事業の拡大を目指す。独占輪入するブランドを拡充して専門店、セレクトショップを中心に販路を広げる。マーケティングや販促手法の提案まで踏み込むなど情報発信機能を高めて取引先との関係を深掘りしながら事業拡大につなげる。今日24日までウエストギャラリーノーデザイン(東京都渋谷区)でインポートブランド4ブランドを紹介する17秋冬向け展示会を聞いている。

MIFでブランド関連を手掛けるブランドマーケティング事業部は2016年4月に設立。ブランドのインポート事業に着手し、17年度から本格的な販路拡大を目指す。発信力向が目的に4ブランドを紹介する展示会を開催している。

売り場の差別化につながる、特徴のあるブランドを衣料から雑貨まで幅を持たせながら8ブランド程度をめどに独占輸入権を取得して増やす考え。三井物産本体の海外ネットワークも活用して導入ブランドを開拓していく。

堀川譲二執行役員ブランドマーケティング事業部長によると専門店、セレクトショップを念頭に販路を広げる方針。「最終消費者との接点が多い専門店経由で着実に販路を増やす」とともに、新鮮味のある商材に関心が高く、多くの店舗を持つセレクトショップでの取り扱い拡大による成長戦略を描く。

国内顧客には、扱うブランドの幅広さを訴求するほか「売り方やプロモートの仕方まで踏み込んでいく」。ブランド本国にはきめ細かいマーケティ ング機能を発揮するなど、取引先とのコミュニケーションの深掘りを事業拡大の鍵とする。

展示会ではバッグブランドとしてイタリアの「バルドーニ」、パリでスタートした「フォスティン」のほか、ボタニカルをモチーフとしたオリジナルプリント柄が特徴のフランスの婦人服ブランド「フェテ アンペリアル」メキシコ出身のデザイナーが手掛ける伊ブランド「サン アンドレス」を紹介した。

2017年3月24日(金) 繊維ニュース3面

2017.03.21  

シャツに遊び心を

MIFインキュベーション展で

「河谷シャツ」

三井物産アイ・ファッショ ン(MIF)が今月順次開いている新進デザイナーと顧客を結ぶインキュベーション事業は16,17の2日間、ユニセックスシャツブランド「河谷シャツ」を紹介した。ブランドを運営するプレインズ・インターナショナル(東京都新宿区)の河谷義人代表取締役に特徴と今後の展望を聞いた。

シャツをとことん遊ぶ

―河谷シャツの特徹を教えて下さい。

他にはない遊び心のあるシャツを提案しています。プリント柄や異素材組み合わせなど自由に発想し、シャツというアイテムをとことん遊ぶことにこだわっています。ボトムスを手掛ける要望もありましたが、コーディネートとのバランスでシャツ企画の自由度がなくなってしまうので、避けています。30代半ば~60代男性が着やすいように、ゆったりとしたパターンにしていますが、インターネット通販やポップアップショップで展開する現状では、40代前後の女性からも好評で購入比率も50%ずつです。

―ブランドを設立した経緯は。

ある時、シャツを買いに出かけたのですが、当時は細身がトレンドで、自分に合うものを見つけることができず、それなら自分でやろうと考えたこときっかけです。2011年に初めてのコレクションを発表しました。

―今後の展望は。

認知度を高め、次のコレクションに期待されるようなブランドにしたいですね。アイデアの自由さを常に発信して行きたい。こうしたブランドコンセプトを維持するためにはサプライチェーンで工夫が必要です。アイデアを、品質を損なわずにしっかりと製品に落とし込む企画体制が欠かせませんし、アイデアを実現する生産地も構築が必要です。主力の縫製地は中国ですが、特殊ミシンを持つベトナムの工場も開拓するつもりです。ただ、あまり数量が多くなると「他にはない」という魅力が下がってしまうかもしれないので、取り組み方をどのように最適化するか考えていきます。

2017年3月21日(火) 繊維ニュース3面

2017.03.13  

販路拡大、ODMも視野

MIFインキュベーション展で

「ザ・チノ リヴァイブド」

三井物産アイ・ファッショ ン(MIF)は、今月順次展 示会を聞いている、新進デザ イナーと顧客を結ぶインキュベーション事業で9、10日の2日間、メンズパンツブランド「ザ・チノ リヴァイブド」を紹介した。ブランドが手掛ける山口純平氏に特徴と今後の展望を聞いた。

こだわり抜いたパンツ

―ザ・チノ リヴァイブドの特徴を教えて下さい。

30代~50代の男性に向け、妥協せずにこだわり抜いたモノ作りによるチノパンツ、綿パンツを主体に展開していま す。チノパンツは60番三子撚り糸を高密度に織ったハリ・コシのある独自素材を日本企業の上海直営工場で縫製しています。製品仕様も手縫い風のステッチを表現するミシン裾まで採用したほか、ファスナーはスイス・リリー社を使用しました。裏側もスレーキをヘリンボーン柄にし、パイピングにもこだわっています。綿パンツはモールスキンやコーデュロイタイプの他、スラックスタイプのインディゴパンツもあります。緯糸に綿・ウール混紡糸を用い機能面も重視しました。

パンツは特にメンズでは長く着ることが前提で、固定化につながりやすいアイテムです。だからこそ、こだわり抜いて作り込むことが必要だと考えています。

―現在の展開状況は。

大手百貨店販路のほか、小売店、セレクトショップで販売しています。メンズファッション総合展「ピッティ・ウオモ」への出展を通じてイタリアからの発注も獲得しました。

提案する上で重視しているのが、モノ作りのこだわりを最終消費者まで確実に届ける取り組みです。素材や製品仕様の記載した資料をシーズンごとに作成しており、卸先に直接、説明しています。雑誌やインターネットで容易に情報が取得できる時代の中で、店頭でも同等以上のレベルで商品の魅力が伝わらなければなりません。

―今後の展望は。

小売り、セレクトショップへの販路を広げるとともに、海外販路も伸ばしていきたいですね。加えて、モノ作りで培ったノウハウを生かして、素材開発のほか、ODMも手掛けたいと考えてい ます。

2017年3月13日(月) 繊維ニュース3面

 

 

2017.03.08  

デザイナー育成を本格化

 商談会の開催で販路開拓を支援

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、国内デザイナーのインキュベーション事業を本格化させた。この一環で同社ショールームを活用し、国内の新進デザイナーのアイテムを披露する商談会を開催している。今月だけで4ブランドの商談会を予定し、「物作り、売り場設置、インターネット販売など様々なサポート」(岩村隆生営業統括第一本部第二事業部長)を行う方針だ。

商談会の第1弾として2、3日には、きものに着眼したレディスブランド「ホワイト・ピジョン」の商談会を開いた。ホワイト・ピジョンは、日本産の一枚布を使用したワンピースが主力アイテムで、残布を発生させない仕立てとデザインが特徴。着方や結び方を通じて、幾通りものデザインを楽しむことができ、京都や米沢など国産テキスタイルを使っている。

ブランドのデビューは14年。デザイナーであり、ホワイト・ピジョン(新宿区)の代表取締役でもある河野祥子が考案した。

ストールは三越日本橋本店で常設店を構えるが、今後、ワンピースや竹細工の販路を開拓する考えで、今回、MIFの商談会に参加することにした。「日本各地の染め、織りの技術を活用し、デザインの力で地方創生に貢献したい」(河野さん)としている。

小売価格はストールで3万5000円からで、大判タイプは8万5000~11万円。ワンピースが7万~11万円。

商談会は、9、10日が国産でこだわりのメンズパンツ「ザ・チノ・リヴァイブド」、16、17日がオリジナルシャツの「河合シャツ」、29、31日には16年(第34回)の毎日ファッション大賞で新人賞を受賞した、今崎契助の「プラスチックトーキョー」。

商談会の第1弾として披露された「ホワイト・ピジョン」は残布を生まず、環境に配慮する
幾通りものデザインを楽しめるのも特徴
2017年3月8日(水) 繊研新聞4面

2017.03.07  

往来

「中立的な商社だからこそ、良い立ち位置でさまざまな付き合い方ができる」と話すのは三井物産アイ・ファッション営業統括第一本部第二事業部の岩村隆生事業部長。デザイナーブランドの製品OEM・ODMを手掛ける同事業部では、新進気鋭のデザイナーと顧客、市場へのアピールをつなぐインキュベーション事業を開始した。次世代を担うクリエーターとの今後を見据えたきっかけ作りもあるが、デザイナーが直面するモノ作りや資金面での課題や悩みの解決に貢献するプラットフォームとしての商社の意義を語る。

2017年3月7日(火) 繊維ニュース2面

2017.03.06  

新進デザイナー紹介

3月に順次5ブランド

三井物産アイ・ファッション(MIF)でデザイナーブランド向け製品OEM・ODMを担当する営業統括第一本部第二事業部は、若手デザイナーと顧客を結ぶインキュベーション事業で展示会を開いている。特徴あるデザイン、技法、コンセプトを持つ5ブランドを3月に順次紹介していくもので、第1弾として2、3日に、ミセス向け婦人服・雑貨を手掛ける「ホワイト ピジョン」が百貨店や専門店などと商談を行った。

インキュベーション事業は、デザイナーの販路拡大をサポートするものとして開始したもの。MIFが持つ縫製背景や独自開発素材の提供を中心に、Eコマースを含めた販路の紹介、プロモーション機能の提供や海外販路開拓のサポートなど、デザイナーが要望に応じてMIFサービス機能を活用する。次世代のデザイナーとの今後を見据えた関係作りにも役立てたい考えだ。1週ごとにブランドを替えて3月中に5ブランドを紹介する。

複数通りの着方、楽しみ方を

「ホワイト ビジョン」

ホワイト ビジョンの河野祥子代表取締役にブランドの特徴と今後の展望を聞いた。

―ホワイト ピジョンの特徴を教えて下さい。

婦人服とストールが主要商品です。30代~40代女性をターゲットとしており、婦人服は、1枚の布を残布なく使い切り、1着の洋服で複数通りの着方、楽しみ方ができるデザインを提案しています。インドネシアの民族衣装や日本の袴などから着想を得てパターンニングしました。生地は日本の伝統的な織り、染めの技法を取り上げ、日本の伝統工芸や意匠性を新しいファッションとして生み直すことがコンセプトです。ストールも、例えば、奄美大島の泥染めに江戸小紋を乗せるなど、全国各地の織、染技法結び合わせて独自性とブランド価値を高めるモノ作りをしています。

―ブランド設立の経緯は。

ブランド設立は2011年でストールから始めました。ウエディングドレスのデザイナーをしていたときに付き合いがあった福島県のテキスタイルメーカーの生地に注目し、どのようにその良さを伝えられるか考えるようになったことが始まりです。ストールなら差別化できると思い至りました。婦人服の取り扱いを始めたのが14年です。そこでしかできないモノ作りや技術が日本にも世界にもたくさんあります。デザイナーとしてそれらをくみ取っていくべきと思ったことが設立の発端です。

―後の展望は。

日本の産地だけでなく、世界各地の産地の技法を使い、1枚の布を使い切るブランドコンセプトとともに新しい感動を提案できればと思っています。地域産業を守り、かつ、収益を生む形で成長させて雇用創出につなげたいという最終的な目標もあります。百貨店や高付加価値商品を扱うセレクトショップへの販路拡大のほか、Eコマースを通じた流通拡大も目指したいと考えています。

2017年3月6日(月) 繊維ニュース3面

2017.02.22  

越素材開発機能を強化

欧州、内需拡大も見据え

【ホーチミン=石川亮】三井物産アイ・ファッション(MIF)は、ベトナムでの素材開発機能を強化する。ボリュームゾーンから中級品向けを念頭に外資を含む現地企業の協業先を開拓する。衣料向けで機能素材など特徴を出せる分野に注力し、対日だけでなく、欧州向け製品OEM・ODMの拡大に生かす。

スポーツ、アウトドアウエア向け高機能素材に強みを持つ旧三井物産テクノプロダクツの開発ノウハウを生かす。台湾メーカーとの取り組み実績を外資系、現地企業との開発に活用する。三井物産本体のベトナム現地法人の人材とも連携し、域内から調達した原糸を国内ニッターに供給するなど、ベトナム製素材の開発能力全体を高める。

ベトナムはMIFにとって、中国以外の縫製拠点で主力産地。ハノイを中心とする北部エリアが、ボトムスで専眉ラインを保有するなど大半を占め、重衣料やスポーツウエア、カジュアルの生産を得意とする。主力販路向けにボリュームゾーンから中級品までを念頭に現地で素材を開発する。

米国が環太平洋連携協定(TPP)から離脱したことで、日本向けの開発案件に意欲を高める現地企業が増える効果も今後、期待できるという。

こうした素材開発機能の強化は、対日製品OEM・ODMで素材の現地調達ニーズが高まっていることが背景で、縫製までの一貫対応を念頭とした機能強化となる。同時に、欧州向けや将来的には内需向け製品ビジネスの拡大にもつなげる考え。MIFの香港関係会社であるアルタモーダインターナショナルが取り組む第三国向け製品ビジネスの付加価値要素にベトナム製の独自素材を活用する。

国内外での製品ビジネス拡大に向けて、ベトナムは最重要拠点としての位置付けを継続する。比較的安定した政情と人件費、リードタイム、素材産業の発展への期待からASEAN地域内での優位性が高いとみる。ユニフォーム生産の着手など生産品種を幅出しするとともに、生産拠点は入れ替え、集約など今後は、生産性向上に注力する。

2017年2月22日(水) 繊維ニュース3面

2017.01.31  

カナダのダウンジャケット「クオーツ」販売へ

三井物産アイ・ファッションは17~18年秋冬から、カナダのダウンジャケット「クオーツ」の販売に乗り出す。主体はセレクトショップ向けの製品供給を手がける第三事業部。

クオーツは、97年創業のカナダブランドで、製造の大半はケベック州モントリオール周辺で行っている。ダウンはケベック州もしくは草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用。参考小売価格は8万円台や9万円台が中心。サイズおよびフィットは、レディスではスリム、セミスリム、リラックスの3タイプ、メンズはこれらにエクスペディションを加えて4タイプ。

第三事業部はこのほか、ニュージーランドのニット主力の「アンタッチド・ワールド」の輸入販売も開始する方針。「セレクトショップの店頭での差別化につなげたい」としている。

サイドにあしらったアイコンも目を引く

2017年1月31日(火) 繊研新聞1面

2017.01.27  

企画提案”見せ方’’も重要

小売り向け17秋冬展

三井物産アイ・ファッションは、ショッピングセンターや駅ビル業態などヤングレディースを中心の小売り業態向け製品OEM・ODMの企画提案で、単品・スタイリングに加え商品の見映えを高める雰囲気の重要性を展示会での訴求に取り入れる。27日まで同社(東京都港区)で開く同分野向け17秋冬展示会では、トレンドの落とし込み、付加価値素材の打ち出しを強めるとともに、顧客との連携強化を目的に展示会全体の構成に従来より意識的に取り組んだ。

ヤングレディースを中心に製品サンプル約45o点を披露する。フェークファー、ベルベット、コーデュロイといった素材使いのほか、アウターではカラーレスタイプの企画に力を入れるなど、トレンドを落とし込みつつ、顧客ブランドの価格帯に適合する形で付加価値素材の打ち出しにも注力した。

混紡や中空糸使い、交織など生産技術で素材を軽量化する「クラウド」シリーズをはじめ、廃棄わたを再活用したウール素材、防汚加工品やストレッチ素材など、標準的に求められる機能素材を、消費者への直接訴求も含めた独自素材ブランド展開「クロスアプリ」と絡めてアピールした。

提案販路を絞った展示会の開催は17春夏に続く2回目。前回の打ち出しが取り組み増加につながったことか ら、雰囲気づくりを重視する形で構成を練り込んだという。ヤングレディース向けを意識して、製品サンプルだけでなくブースも構えも鮮やかな色使いで、見栄えを意識した。

顧客は店頭のマーチャンダイジングも意識して商品を検討するため、商社側もそれを意識して発信することが必要になっているようだ。

このほか、カナダ発のダウンウエアブランド「クオーツ」、ニュージーランドのニットメーカー「アンタッチド ワールド」といった海外2ブランドも紹介。また、クロスアプリでは3月半ばにホームページを開設し、消費者向けの情報発信を本格化させる。

2017年1月27日(金) 繊維ニュース2面

2017.01.27  

「毛足のあるもの」いっぱい

楽しさを表現

「原点に立ち返って、洋服本来の楽しさを表現した」。三井物産アイ・ファッションが27日まで開いている17~18年秋冬向けの展示会のテーマは「ハッピー」。ピンクと赤を基調に、「毛足のある」サンプルのオンパレードだ=写真。「楽しんで服を作ろうよ」のメッセージに、「来場者の反応も良い」という。

同社の製品展は従来、秋冬、春夏ごとに1回ずつ開いてきたが、昨年行った17年春夏向けから、百貨店アパレルなど中高級ゾーンとファッションビル向けなどが対象のリーズナブルなゾーンとで別々に開催することにした。今回は、リーズナブルなゾーン向け。若手メンバーが主体となり、ハッピーをテーマに選んだのは最も若い営業担当の発案。「普通の商品を並べても見栄えしないし、楽しくない」との判断から、「攻めてみた」。

会場入り口すぐの提案ブースは「一大トレンド」のピンクと赤で装飾。製品サンプルも、独自開発および独自セレクションの素材をブランド化した「クロスアプリ」を散りばめながら、ファー、ボア、シャギー、ベロア、コーデュロイ使いのアイテムを強く打ち出した。鮮やかな色使いとともに、毛足が長く、表情豊かな素材を使うことで、「服作りの楽しさを感じてもらえれば」としている。

装飾もピンクと赤を中心に構成。来場者をハッピーな気分にする効果が生まれている
2017年1月27日(金) 繊研新聞1面

過去のメディア掲載情報

プレスリリース一覧

2017.12.28  

「うんこ先生」でウェアや雑貨

三井物産アイ・ファッションは『うんこ漢字ドリル』で、アパレル分野のライセンスビジネスをスタートした=写真。 うんこ漢字ドリルは、全ての例文に〝うんこ〟を使用した小学生向けの漢字ドリル。3月に発売し、累計発行部数は約280万部。学習参考書としては異例のヒットとなり、今年の流行語大賞にもノミネートされた。

三井物産アイ・ファッションは、うんこ漢字ドリルに登場するキャラクター「うんこ先生」をモチーフにしたウェアや雑貨を提案する。既にセレクトショップや百貨店アパレルで採用され、今秋冬の店頭から子供用のタオルやキャップなどが販売されている。話題性だけでなく、新学習指導要領に対応した教材としてブランド力も高く、来年に向けても引き合いが多いという。中高生向けの広がりも見込んでおり、積極的に仕掛ける。サブライセンシーも募集する。

このほど社外で初めて開いた総合展でもアピールした

 

先行する子供服・洋品に加え、女子中高生向けにも広げる

 

2017年12月28日(木) 繊研新聞1面

2017.12.25  

ブランド商材 多彩に紹介

初の総合展は盛況

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、ブランドビジネスで新商材を展開する。欧州の服飾雑貨ブランドを製品OEM/ODMの調達先として活用。今年、話題となった「うんこ漢字ドリル」(文響社)のライセンスを取得し、アパレル製品を展開する。都内で先週開いた総合展で披露した。

ブランドマーケティング事業部が手掛ける。イタリアなど欧州製のバッグやシューズを輸入卸だけでなく、雑貨OEM/ODMの調達先として活用する。

取り扱いブランドの欧州工場を背景に、顧客とのダブルネーム商品を提案するほか、MIFが日本で契約するデザイナーを活用して、日本の独自企画やODMを展開する。

「うんこ漢字ドリル」はアパレル、服飾雑貨向けでMIFがライセンスビジネスを提案する。店頭で取り扱いが既に始まっており、セレクトショップ業態やスポーツ専門店チェーンなどと、キッズ向け衣料やバッグで取り組んだ。

同書籍は小学生が、楽しく集中力を保ちながら漢字の練習ができるよう、例文全てに「うんこ」という言葉を使用した学習書。今年のグッドデザイン賞を受賞するなど話題になった。

総合展はスパイラルホール(東京都港区)で開いた。MIFが総合展を社外で開くのは初めて試み。製品事業のほか、素材、インポートブランドなどMIFが扱うさまざま商材を発信し「業界へ、MIFのワンストップサービスを紹介する機会」(白崎道雄社長)とした。初日、午前中から多くの 顧客が訪れた。

 

2017年12月25日(月) 繊維ニュース2面

2017.12.22  

2018年秋冬シーズンの総合展示会

ファッションWEB情報誌「ファッションスナップ」に掲載されました。

“ファッションデザインの常識を覆す?3Dでサンプル再現するシステムを三井物産IFが導入”

https://www.fashionsnap.com/news/2017-12-22/3d-simulation-system/

 

“ティート トウキョウ岩田翔も参画、生地ブランド「クロスアプリ」展開拡大へ”

https://www.fashionsnap.com/news/2017-12-22/clothapp-17aw/

 

2017年12月22日(金)

2017.12.15  

「クロスアプリ」来秋冬 三タイプに重点

自社一貫で競争力

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18~19年秋冬向けに、オリジナルのテキスタイルコレクション「クロスアプリ」で三つのタイプを重点素材に掲げる。「ストレッチ」と「ニュージーランド・プレミアム・ウール」、軽さを表現した「クラウド」の3素材で、「商社間の競争は激化しているが、自社オリジナルの原料、テキスタイルをベースに製品まで一貫で提案することが大事」と見ている。(稲田拓志)

ストレッチで今回、重視するのは「キックバックと伸長率を両立させる」こと。PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維とポリウレタンの双方を、綿やウールでカバリングした糸を使用してテキスタイル化した。PTTとポリウレタンそれぞれの強みを生かすことで、「スーパーストレッチとスーパーリカバリーを実現した」という。梳毛スーツ向けやデニム、チノパン用途などを想定しており、20品番を揃えた。

ニュージーランド・プレミアム・ウールでも20品番を開発した。ニュージーランド産のウールは「オーストラリア産のメリノウールに比べて白度が高い」ほか、「ノンミュールジングであることも特徴」という。加えて「クリンプが強く、バルキーでありながら、柔らかい」とし、コートなどに向けた織物とセーター用の糸も開発した。通常のタイプだけでなく、紡績工程から発生する副産物(ノイル)を使ったタイプも用意した。セーター向けのカシミヤ混はストック対応を予定し、クイックな供給も見据えている。

軽さにこだわったクラウドでは、30品番を開発した。幅広い価格帯を揃えたのが特徴で、主力となるのはポリエステルの中空糸使い。ニュージーランド・プレミアム・ウールとの混紡や綿との複合も企画した。また、ポリビニルアルコール(PVA)を使って軽量化したタイプも打ち出す。

クロスアプリは、MIFが3月に発表した。オリジナルのタグ製作や、SNS(交流サイト)での発信、アパレル、セレクトショップなど顧客との連携も強めている。18~19年秋冬ではマーケットの流れを勘案して、三つのタイプを特に重視することにした。同社は21、22日にスパイラルホールで総合展を開催し、顧客にアピールする。同社の総合展はこれまで社内のショールームで開催してきたが、製品ODM(相手先ブランドによる設計・生産)だけでなく、ブランドのインポート、ライセンス展開など業容が拡大していることもあって、初めて社外での開催を決めた。

2017年12月15日(金) 繊研新聞4面

2017.12.12  

軽量、付加価値羊毛など提案

21日から18秋冬展

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18秋冬向け製品OEM/ODMの素材提案で軽量、ストレッチ、付加価値羊毛の開発に力を入れている。軽量アウター地、超伸縮加工糸を使ったパンツやジャケット向け布帛のほか、ニュージーランド産羊毛を採用してコート地や横編み用原料を開発。中高級品からボリュームゾーンまで幅広い価格帯ヘ展開できるモノ作りを進める。21、22の両日、スパイラルホール(東京都港区)で聞く18秋冬総合展示会で披露する。

MIFは、水溶性ビニロン繊維(PVA)を使って加工した綿ギャバジンや羊毛織物などを軽量素材「クラウド」シリーズで展開する。特殊な撚糸手法を活用した中高級品コート向けで採用実績を持つ。付加価値素材に加え、18秋冬ではボリュームゾーン向け軽量コート地の品ぞろえを増やす。中空ポリエステルを綿や羊毛と複合した素材を加える。

ストレッチ素材では30%の伸張回復率とを発揮する糸を使ったパンツ地とジャケット用素材を展開する。ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維とポリウレタン繊維を芯にした加工糸を、綿カバリングのほか、羊毛やポリエステルなどで加工した糸を5種類ほど共同開発した。デニム、コーデュロイ、モールスキンなど30種類の生地を提案する。

中国で加工し、ASEAN地域のインドネシアやベトナムでも生地を生産。同地域内での一貫縫製につなげることで競争力のあるサプライチェーンにする。

重点戦略素材として羊毛を取り上げるのはMIFでは初の試み。ニュージーランド三羊毛は飼育環境の良さから毛質が柔らかく白度が高い。クリンプが多い特徴があるという。横編み向けにはカシミヤ5%混原料を韓国で紡績し、定番色を含め備蓄サービスを提案する。

織物は同羊毛の落ちわたと複合した素材で価格ニーズにも対応する。中国の生地一貫工場で品質管理を徹底して展開する。ミュールジングをしないニュージーランド産羊毛は動物愛護の観点も付加価値にできる。

今回の展示会は総合展に位置付ける。販路ごとに2回に分けて同社内で聞いていたものを集約し、会場もスパイラルホールに移す。

ファッション衣料の提案に加え、強みのスポーツウエアも披露する。さらにインポート商材、ブランドライセンス事業などの取り組みも展示し、同社の製品ビジネス全体を訴求する展示会にする。

2017年12月12日(火) 繊維ニュース3面

2017.10.31  

「クロスアプリ」 ラボ設立、新段階へ

【商社】三井物産アイ・ファッション「クロスアプリ」 ラボ設立、新段階へ

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、オリジナルテキスタイル「クロスアプリ」の発信で新たなステージに進んでいる。17年春夏向けの投入以来、バリエーションを広げ、当初の9種類から27種類まで拡大。オリジナルのタグを製作し、SNS(交流サイト)での発信やアパレル、セレクトショップといった顧客との連携も強めているが、このほどファッションブランド「ティート・トウキョウ」を運営するキッズコースター(東京)と共同で「クロスアプリラボ」を設立した。 クロスアプリラボがブラディング、デザイン、プロモーションを担う形となり、一層の認知度の広がりに期待している。

クロスアプリは3月に正式にデビューしたMIFのオリジナルテキスタイル。コンフォート、リサイクル、ストレッチ、シンプルケア、スウェットガードといったタイプを続々と開発し、製品ODMで用いている。

当初から様々なシーンでの活用を想定していたが、クロスアプリラボの設立をきっかけに実験の場を広げ、今後の可能性をリサーチしている。イージーケアタイプを用いてカフェのユニフォームを製作したほか、ファッションショーに出演するモデルのガウンをモイスチャータイプで供給するなど「どんなシーンで使用すればよいか」を実験し、次の成長を見据えている。

当初の9から27種類に増やして発信を強めている
2017年10月31日(火) 繊研新聞7面

2017.10.30  

「パーテックス アンリミテッド」が誕生

「パーテックス」がよりファッショナブルに生まれ変わる

1970 年代に英国で生まれた軽量高機能素材 「パーテックス」が、よりファッショナブルに進化して登場した。新ライン「パーテックス アンリミテッド」は、従来の機能素材のように素材からデザイ ンを考えるのではなく、デザインから素材を決めることができる。はっ水や防風といった機能性を持ちつつ、これまでかなわなかった多色展開や、ディテールにこだわったデザインが可能だ。

昨今のスポーツやアスレジャーといったトレンドも後押しし、機能素材への需要は高まっている。一方で、機能素材は生地の特殊性や開発に時聞がかかることから、一般的なアパレルメーカーやブランドが扱いにくいという難点もあった。「パーテックス アンリミテッド」は、こうした課題を解決すべく、アパレルメーカーやブランドが従来持つ生産ノウハウやスケジュールに合わせた供給を可能にした。また色や素材のバリエーションが豊富で、ウイメンズにも使いやすい生地 がそろう。今後はウイメンズブランドにも積極的なアプローチを図る予定で、デザイナーズブランドやセレクトショップを中心にその名は広まっていきそうだ。

RAG&BONE

「機能性に定評のある『パーテックス アンリミテッド』は、常に高い品質を追求する『ラグ & ボーン』の商品に打ってつけ」と話すのはマーカス・ウェインライトCEO兼クリエイティブ・ディレクター。他の機能素材に比べ、ファッショナブルな提案がしやすい点が最大の特長だと話す。「スタイルを重視した服にも、機能性を重視した服にも柔軟に対応できるのが魅力。今後もメンズとウイメンズ両方で使用していきたい」。

FREAK’S STORE

「フリークス ストア」 は昨年秋冬に売出したステンカラーコートが好評で、3シーズン連続で今秋冬も発売した。表地ははっ水効果のある「パーテックス アンリミテッド」を使用。スーツやカジュアルウエアなど、中に着るものを選ばず日常着として愛用できる商品を目指した。「普段使ってもらうためにはどういう仕様がベストかを真剣に考えた」と相馬逸人・商品部企画。

つり革につかまったり、子どもを抱っこしたりしても窮屈に感じないアームの設計や、おしゃれに見えるステッチの太さなど、こだわりを突き詰める上で「パーテックス アンリミテッド」は最適な素材だったという。「機能性が高くても日常着向けに落とし込んだ際に相性が悪い素材が多い。『パーテックス アンリミテッド』はその点、相性 がよく、応用が利きやすい」。ステンカラーコートは今後も定番品として店頭で扱っていく予定だ。

JOURNAL STANDARD relume

「なんといっても仕上がりがかっこいい」と話すのは「ジャーナル スタンダード レリューム」の末吉総一郎・ベイクルーズ レリューム商品総括企画。今春夏に販売したフードブルゾンが好評で、今秋冬は同型とコーチジャケットの2型で「パーテックス アンリミテッド」を使用した。元々、別ブランドで「パーテックス」を使用していたが、高機能素材は日常着にはオーバースペックと感じる部分もあった。機能性がありつつ、おしゃれに見える「パーテックス アンリミテッド」は最近のトレンドにもマッチした素材、と期待を寄せる。「海外の合繊生地など、どうしても上質感があり過ぎたり派手になりがちなものが多い中で、『パーテックス アンリミテッド』は日常的に着られる等身大の服という安心感がある」。

2017年10月30日(月) WWDジャパン20面

2017.10.26  

新進ブランドの成長に貢献

プラットホーム機能果たす

三井物産アイ・フション(MIF)は、新進ブランドを対象としたインキュベーション事業を展望する。同社がプラットホームの役割を果たすことで、参加したブランドが内部経費を抑えながら市場にアピールできる仕組みを作る。MIFも復数のブランドの参加を募って数量をまとめて収益を確保するビジネスモデルとして、その確立と今後に向けた拡大を目指している。

同事業はEコマースを含めた販路の紹介だけでなく、MIFが持つ縫製背景や独自開発素材、プロモーション機能の提供や海外販路開拓のサポートなど新進ブランドが要望に応じてMIFのサービス機能を活用する仕組み。次世代のデザイナーとの今後を見据えた関係作りにも役立てる。

担当する営業統括第一本部第二事業部の倉持薫参事は「市場の成熟化に伴って消費者の好みが多様化し、それを反映して個性を強く打ち出すデザイナーズブランドの人気が高くなっている」との環境認識を話す。

商社にとって、小ロット対応が基本となるこうしたブランドとの取り組みは、大量物流を前提に設備投資や海外進出による生産合理化を徹底して顧客と利益共有してきたこれまでのビジネスモデルが成り立ちにくい。

セレクトショップやSPAなど現在、市場に台頭する業態に見られるように、内部コスト抑制が成長に欠かせない要素となる一方、会員制交流サイト(SNS)などを通じたプロモーションの重要性も高まる中、商社として、新進ブランドの個性的な商品を手頃な価格でアピールできる環境を提供し、複数ブランドが参加できる形でまとめることが「インキュベーション事業の中核を成す考え方」だ。

実店舗での販売予想と連動する予測販売の仕組みを構築するなど消化率を高める仕組みを想定するほか、同事業用の物流倉庫を設けて物流費を軽減、MIFが一括調達して生産管理機能を請け負うなど低コストで運営できるさまざまな機能を想定する。テストセールやオムニチャンネル販売もパルコとの協業で計画しているという。

国内市場が縮小する中、倉持参事は「市場を世界に向ける必要がある」と語り「事業としての将来の刈り取りはそこにある」との意欲を示す。

製品ビジネスの新たな方向性

市場の成熟は、好みの多様化を生む。大量生産・消費を前提としてきた商社の製品ビジネスとは逆の方向だ。こうした中でも収益を確保する製品ビジネスの新たな方向性を、複数の若手デザイナーへ、自社機能を提供する三井物産アイ・ファッショ ン、ODM機能を磨いてきた日鉄住金物産グループのファッションネットに探り、個性化に応える新しいビジネスを追う。

2017年10月26日(木) 繊維ニュース10面

2017.10.25  

2017年秋季総合特集 トップインタビュー

三井物産アイ・ファッション

昨年10月、旧三井物産インターファッションと旧三井物産テクノプロダクツが統合し誕生した三井物産アイ・ファッション。世界にネットワークを持つ三井物産グループの強みを生かし、顧客にのニーズに対応する。アウトドア分野で実績を重ねる高機能素材「パーテックス」で差別化を図るほか、国内繊維のニーズも対応する。

高機能素材、世界に提案

社長 白崎 道雄 氏

-新会社になり1年が経過しました。今後を生き抜くため の独自性をどう打ち 出しますか。

商社としてのトレーディング機能を川上から川 下まで展開するという原点に立ち返り、成長している顧客や分野と仕事をすることです。

原料ビジネスは総合商社のネットワークを生かした地理的な広がりやアプリケーションの開発で商社ならではの機能を発揮できます。ロシア、南米、中東に売り込みたいというニーズがあり、商社が持つ海外の店舗や人脈をフル活用できます。

パーテックスも具体的な当社の独自性です。生地中心の取り組みを、国内外のアウトドアブランドに向けて製品一貫で提案すれば商機が広がるので全社を挙げて取り組んでいます。仕組みの差別化だけでなく、独自性がある製品を打ち出すことの重要性を感じます。スポーツテイストが一つの分野となった今、用途拡大の可能性が広がっており、実際、それを念頭に新たな展開を進め つつあります。

-2 0 1 7年度上半期(17年4~9月)の業績見通しは。

素材や産業・機能資材の輸出・三国間貿易は堅調です。地道なマーケティングが実を結んだからだと考えています。パーテックスはマーケティングを重視した取り組みがブランド力を高め、国内外の有力ブランド向けを固めると同時に海外ハイエンドカジュアルなど新規顧客も増えました。

難燃系アクリルは規制との競争ですが、世界的に規制が強化されていますからニーズは高まっています。それをにらんでスペックインしておいて、いざと言う時に開発した商品やアプリケーションを提案していくことで拡大が可能です。

どの国も安全性に対する意識が高まればハイスペックプロテクションアパレルが生まれてくると思をいます。用途の開発にも力を入れているので、地道な提案を続けていきたいですね。

製品のOEM/ODM は厳しい状況が続いています。市場は縮小するのに競合が減らない状況下でこれまで以上に知恵を絞らなければなりません。ただ、顧客の方から国内縫製にこだわる声が上がってきています。弊社は百貨店アパレルとのお付き合いが長いこともあり、国内縫製工場とのパイプが強い。こういった特徴を打ち出します。

 -統合初年度の課題として挙げられていたインナー、ユニフォームの進捗(しんちょく)は。

海外市場でも、自社で扱うテキスタイルを自社縫製し、欧米向けに納める仕事が出てきました。合繊原料を起点に素材、縫製まで対応するビジネスも国内でできつつあります。最先端の機能素材を求めるスポーツやユニフォーム分野のニーズは、弊社で取り扱う素材とマッチします。成果を出すのはこれからですが、当社の特色は出せていると思います。

-下半期(17年10月~18年3月)に入りました。方針は。

事業環境は厳しいですが、付加価値があるものを伸びが期待できる顧客、分野、プロジェクトに提案していく以外に奇策はないと考えていま す。「なんでもできる」というのは商社としては当たり前で、羅針盤になるような商売をいくつか展開することが大事ではな いでしょうか。まだ具体的には申し上げられませんが、顧客を軸にした戦略と並び、モノ作り、生産の軸足を強化したいとの考えで組織も入れ替えました。厳しい時代は会社を変えるチャンスでもあります。

インポート、ライセンスなどブランド事業は体制ができ、実を取りに行く時期です。業界に話題を提供していきたいと思います。現場は本当に一 生懸命やっています。ただ、発想に凝り固まらず、戦略がこれでよいか客観的に見てほしいですね。

―独自素材群「クロスアプリ」など店頭販売に貢献する機能も積極的に展開しています。

今はマーケティングが大きく変わっています。展示会を聞き、どこかのコンバーターと組むという時代ではなく、まず消費者が先です。消費者の 認知度が高いと顧客が付く。これまでの順番と逆の流れです。例えば、評判の飲食店や、コレクシ ョンのバックヤードのスタッフが着たTシャツが、会員制交流サイト(SNS)で拡散しブームになる。クロスアプリも、効果的に認知を広げる手法が重要になってきます。

25年前のあなたに一言

当時は31歳。名古屋と岐阜地区の製品担当として奔走していた。対中貿易が活発になり始めたころで、92年は年間17回中国へ出張。現地の工場に足しげく通った。ベトナムや欧州の出張も多く、海外出張は延べ120日間に上ったという。当時の自分には「頑張っていますなあ。体に気を付けて」とエールを送った後「走り回ってばかりではなく、もう少し考えて動け、と言いたい」と付け加えた。右肩上がりの時代はがむしゃらでもいいが「厳しい時代こそ戦術の見極めが必要。会社として羅針盤を出さねばならない」。冷静な語り口の中に経営者としての気迫を感じた。

2017年10月25日(水) 繊維ニュース13面

 

 

 

 

2017.10.23  

都会で着るためのダウンジャケット「クオーツ」

ダウン市場で独自のポジションを築くカナダ発ブランドに大手セレクトも注目

三井物産アイ・ファッシヨンは、カナダ発のダウンブランド「クオーツ」と独占販売契約を結び、2017年秋から日本での 販売をスタートした。同ブランドは、ベイクルーズが9月にスタートした自社ECサイト「ボイス フロム ベイクルーズ(以 下、ボイス)」で取り扱っている。「ボイス」は、ショップスタッフやクリエイティブ担当など、本来バイイングしてこなかったメンバー8人が個々の感性で集めてきた句のモノを提案する新しいカタチのECサイト。この“尖った”サイトで販売されていることだけでも、このブランドの可能性が垣間見える。

1997年に創業した「クオーツ」は、2015年にジャン・フィリップ・ロバート社長が経営を引き継ぎ、高いスペックはそのままにタウンユースとして提案。元々、極寒地の調査団や探検隊、航空会社のスタッフジャンパーなど採用されるほど、品質の高さは折り紙付きだ。「ノウハウ、技術、クラフツマンシップなど、カナダの厳しい寒さに対応するために培った豊富な経験がブランドの強み」とロバート社長。アイテムは全てカナダのモントリオールで生産し、カナダ産の650フィルパワーのホワイトダックダウンを採用する。フィルパワーとは、質と重量のことで値が高いほど少量でも暖かい。「街や都会で着るには、ただ 暖かければ良いというわけではない。軽さや動きやすさも必要だし、スタイリッシュなデザイン性も重要。決してオーバースペックにならないようにデザインと機能のバランスを見ながら調整している」と、ダウンは3層構造。生地はラミネート加工を施し、防水透湿機能を備える。カナダ産のフオックスとコヨーテのリアルファーを使いながら、価格帯も8万~10万円に抑えるなど、コストパフォーマンスも高い。

今秋冬に日本で販売するモデルは全8型で、うち1 型はジャーナル スタンダードの別注モデル。全体的にスマートにアップデートしたシルエットに4種類のフィットタイプを用意する。イヌイットの伝統衣装からインスピレーションを得て、フードの頭頂部が尖ったモデルや、裾がラウンドしたモデルもラインアップ。黒、ネイビ一、カーキ、マスタード、ワインレッドなど、都会的なカラーを提案する。

現在はカナダ以外にもフランス、ドイツ、ノルウェーなど世界8カ国で販売している。来シーズン以降は展開型数を増 やし、奥行きを持たせる。日本は世界中に拠点を持つ三井物産アイ・ファッションの情報収集力と販売ノウハウを生かし、認知度向上と販路拡大を目指す。

NEW ARRIVAL

ベイクルーズが「クオーツ」を選んだ理由

「クオーツ」を初めて見た時、スポーツやアウトドアではなく、非常にファッションに寄ったダウンブランドの印象を持った。機能性が高いのはもちろん、エレガント。日本人にとってダウンはファッショ ン。ただ、暖かさを求めるだけではなく、ファッションであることが重要。今後の発展が楽しみであり、なるべく早く世に出して弊社の顧客に訴求していこうと考え早期の決断に至った。今季はECサイトで先行販売(ウイメンズはECのみ)、11月頃からジャーナル スタンダードで取り扱う。(和田健/ベイクルーズ上級取締役)

2017年10月23日(月) WWDジャパン20面

2017.10.20  

高機能中わた「プリマロフト」

バリエーション増やす フリース生地の輸入も開始

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、高機能中わた「プリマロフト」のバリエーションを広げている。高い断熱性能を持つ「プリマロフト・エアロジェル」の発信を強めているほか、ファッション用途向けの「コレクション・バイ・プリマロフト」ではネームと下げ札を一新した。また、18~19年秋冬からはプリマロフト使いのフリース生地の提案もスタートさせている。 プリマロフトは、87年に米国アルバニーが米軍向けの中わたとして開発したのが始まり。高い保温力と撥水(はっすい)力、柔軟性と圧縮性を兼ね備えた高機能ポリエステルの中わたとして知られている。米国は、新たな視点で開発したものを「クロスコア」として提案しているが、エアロジェルはこの代表的な例。エアロジェルは防寒用ブーツの中敷や、アウトドアウェアの携帯電話用ポケットでの使用を想定している。MIFでは本国と連携しながら、今後も新商品を積極的に導入する方針だ。

MIFは中わたとしての供給に加えて、15年秋冬からプリマロフトの特徴を生かしたテキスタイル「プリマロフト・パフォーマンスファブリック」の供給も本格化させた。18~19年秋冬でも、プリマロフト・パフォーマンスファブリックの一環として、米国が開発したフリース生地の販売をスタートさせるほか、日本でもファッション向けテキスタイルの開発を推進している。

2017年10月20日(金) 繊研新聞4面

2017.10.18  

高密度織物「パーテックス」をリブランディング

消費者へのアピール強化

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18~19年秋冬向けから、高密度織物「パーテックス」のリブランディングに着手した。ロゴや下げ札の刷新に加えて、サブカテゴリーを六つに集約する。「より消費者に分かりやすいブランドに育てる」(奥田誠関西支社営業統括第二本部機能テキスタイル事業部副事業部長兼第二室長)方針で、ホームページも一新した。(稲田拓志)

パーテックスの販売は輸出が順調で、国内もライフスタイルブランド向けの「パーテックス・アンリミテッド」が貢献し、安定したビジネスとなっている。リブランディングを機に、今後さらにプロモーションを強化する。

パーテックスは79年に英国で開発された素材で、05年に三井物産が商標と特許を取得した。長年、三井物産テクノプロダクツ(MBT)が販売してきたが、MBTと三井物産インターファッション(旧MIF)が16年10月に統合したことで、現在は現MIFの営業統括第二本部が扱っている。今回、リブランディングを開始したのは、サブカテゴリーの細分化が進んだことで、ブランドイメージが伝わりにくくなっていると判断したため。消費者に向けたブランディングが「これまで以上に重要」という点も背景にある。

軽量で耐久性に優れたソフトな高密度シリーズ「クァンタム」では従来、重量ごとに五つのカテゴリーとしていたが、クァンタムと通気性に優れた「クァンタム・エアー」、極薄コーティングを施した「クァンタム・プロ」の3カテゴリーにした。透湿防水シリーズの「シールド」はシールドと、より軽量な「シールド・プロ」の2カテゴリーとし、これら五つに加えて、特殊な二重織りシリーズの「エクイリブリウム」の合計六つをサブカテゴリーとして発信する。六つのサブカテゴリーに対して、D字型断面糸を使った「ダイヤモンド・フューズ」、超撥水(はっすい)の「スーパーDWR」といった五つの技術を組み合わせる形で提案する。

パーテックスの販売先は有力スポーツ、アウトドアブランドが中心で、輸出に強みを持っているが、カジュアル分野に向けた「パーテックス・アンリミテッド」の国内販売も拡大している。ファッションシーンでスポーツテイストの人気が継続していることがあり、「今年は取引先が倍増のペース」となっている。テキスタイルでの販売だけでなく、MIFの製品部署との連携も重視している。

新たに使用するロゴ。ホームページも刷新した

2017年10月18日(水) 繊研新聞4面

2017.10.17  

「パトリック・ダブルスラッシュ」

三井物産アイ・ファッション「パトリック・ダブルスラッシュ」

                         スポーツする時間、しない時間の境界に

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18年春夏、シューズブランド「パトリック」のアパレルライン「パトリック・ダブルスラッシュ」をデビューさせる。シューズを企画・販売するカメイ・プロアクトとライセンス契約を結び、ウェアやアクセサリーを企画する。セレクトショップへの供給を想定しており、伊澤良樹氏をディレクターに迎え、カットソー、ソックスなど60型を揃えた。 パトリック・ダブルスラッシュのコンセプトは「スポーツをしている時間とスポーツをしていない時間の境界で着られる服」。春夏はフランスに親しみのあるスポーツに着目し、秋冬はウィンタースポーツを通してフランスのアウトドアライフを表現する。

タグや下げ札は新たに作成し、縫製は日本。ダブルスラッシュ・アイコンをあしらったカットソーが代表的なアイテム。トップ8500~1万1000円、ボトム1万3000~1万5000円、アクセサリー2000~1万5000円。セレクトショップには卸だけでなく、デザインを共同企画するODM(相手先ブランドによる設計・生産)も検討する。 MIFはアパレルラインの投入により、パトリックブランド全体の認知度向上を目指す考え。アパレルでイメージを強く発信することで、シューズ販売との相乗効果を見込んでいる。この一環として、シューズの直営店でのアパレルラインの販売も計画している。

                

赤が目を惹くタグや下げ札はオリジナルで作成した      ダブルスラッシュ・アイコンをあしらったカットソーがキーアイテム
2017年10月17日(火) 繊研新聞11面

2017.10.05  

「パトリック・ダブルスラッシュ」

MIF「パトリック・ダブルスラッシュ」 若年層顧客取り込む

18春夏コレクション披露

三井物産アイ・ファション( MIF )は18春夏に始める「パトリック・ダブルスラッシュ」ブランド事業で、若年層の取り込みを狙う。会員制交流サイト(SNS)なども活用した認知度向上で卸先を増やし、将来的にはショッピングセンター(SC)やセレクトショップの有力ブランドとのコラボレーションも想定する。初披露となる展示会を6日まで同社(東京都港区)で開いている。

同ブランドは、シューズブランド「パトリック」のアパレルライン。国内商標権を持つカメイ・プロアクト(東京都港区)と提案して立ち上げる。

シューズの購買層が40歳前後以上と高くなっており、ヤングレディースを中心とした若年層を取り込むブランドの再構築策として、MIFがカメイ・プロアクトに提案した。「スポーツをしている時間と、スポーツをしていない時間の境界で着られる服」をコンセプトにMIFが企画。国産素材、国内縫製のモノ作りで卸事業から始める。

ブランドコンセプトを発信しながら販路を広げると同時に、SNSを通じた訴求に力を入れる。ブランドのホームページは既に立ち上げた。将来的にはSCブランドとセレクトショップ販路へのライセンスビジネスやコラボレーションに結び付けて事業を拡大したいとの考え。

18春夏コレクションは、ダンボールニットを使った柔らかい着心地のカットソーが主力の構成。サッカーのゴールキーパーをモチーフにした。シーズンごとにテーマとするスポーツ競技を変えて企画する。秋冬商材では布帛アウターも加える。

展示会後も同社のショールームで披露して顧客を集める。

2017年10月5日(木) 繊維ニュース4面

2017.09.20  

「パトリック・ダブルスラッシュ」提案

MIF アパレルブランド立ち上げ

三井物産アイ・ファッション(MIF)は仏シューズブランド「パトリック」を展開するカメイ・プロアクト(東京都港区)と提携し、同ブランドのアパレルラインを立ち上げる。18春夏向けから「パトリック・ダブルスラッシュ」を、企画か ら卸販売まで手掛ける形で始める。最初の展示会を10月4~6日にMIF(東京都港区)で開く。

カメイ・プロアクトとライセンス契約した。MIFが企画・生産・販売する。スポーツをしている時間としていない時間の境界で着用できる服がコンセプト。ダブルスラッシュをブランドアイコンにして「クラシック」「ミニマル」「テクニカル」を要素に、普遍的で最小限ながら技術を取り入れたモノ作りを進める。

シーズンごとにテーマとなるスポーツ種目を設定し、最初のシーズンはサッカーをコンセプトにゴールキーパーに着眼した。トップスは8500~1万1千円、ボトムス1万3千~1万5千円。アクセサリーは2千~1万5千円の価格構成。

2017年9月20日(水) 繊維ニュース3面

2017.09.20  

「パトリック」のアパレルライン

「パトリック」のアパレルライン 18年春夏から販売

三井物産アイ・ファッション(MIF)は18年春夏から、「パトリック」のアパレルライン「パトリック・ダブルスラッシュ」の販売を開始する。シューズを販売するカメイ・プロアクトと提携し、メンズ、レディスのウェアとアクセサリーを扱うもので、販路はセレクトショップを想定している。

パトリックは125年前に西フランス・プゾージュ村で誕生したブランドで、18年には日本進出40周年を迎える。パトリック・ダブルスラッシュのコンセプトは、「スポーツをしている時間とスポーツをしていない時間の境界で着られる服」。クラシック、ミニマル、テクニカルをデザイン要素として開発する。小売価格は、トップで8500~1万1000円、ボトムで1万3000~1万5000円、アクセサリーで2000~1万5000円。

アイテムはメンズ、レディスのウェアとアクセサリーを予定している

2017年9月20日 繊研新聞1面

2017.09.11  

気鋭ブランドと協業テキスタイルの新プロジェクト

三井物産子会社が気鋭ブランドと協業テキスタイルの新プロジェクト

三井物産子会社で繊維・アパレル事業の中核会社、三井物産アイ・ファッションは司社のテキスタイルブランド「クロスアプリ」で、「ティート トウキョウ」を手掛けるキッズコースターとの協業をスター卜する。両社は「クロスアプリラボ」を設立し、キッズコースターが「クロスアプリ」のブランディングからデザイン、プロモーション、SNS戦略の立案と実行までを、三井物産アイ・ファッションがテキスタイルの開発を行う。

「クロスアプリ」は今年3月にスター卜した三井物産アイ・ファッションのテキスタイルブランドで、アプリやウェブサイトを通じ、エンドユーザーにダイレクトにテキスタイルの機能や特徴を伝えることで、テキスタイルの納入先であるアパレルやリテーラーを支援する狙いがある。

キッズコースターは、東京の人気ブランド「ティート トウキョウ」のデザイナー、岩田翔と滝沢裕史の2人が代表を務める。「クロスアプリラボ」では、飲食店や家具工房、イベント制作現場、林業などのシチュエーションに特化した架空のコンセプトブランドを年内に発表。三井物産アイ・ファッ ションはそうしたシチュエーションに適した機能性テキスタイルの開発を行い、企業とのコラボレーションも仕 掛けていく。

2017年9月11日(月) WWD19面

2017.08.23  

現地素材開発を本格化

婦人カジュアル用も視野

【ホーチミン=石川亮】三井物産アイ・ファッション(MIF)はベトナムで素材開発に力を入れている。

担当人員を三井物産のベトナム現地法人に置き、ベトナム北部エリアに広げる縫製拠点に合わせてスポーツ向け定番品、ユニフォーム向け独自素材などの開発を進める。婦人ファッション向けでもロットを見込みやすい分野を念頭に取り組む方針。同国縫製の現地素材比率を3年以内に現状に比べて倍以上に抵大する。

MIFにとってベトナムはチャイナ・プラス・ワン地域の最重要拠点。ハノイを中心とする北越エリアでスーツを始め、スポーツウエアを生産し、ボトムスの生産ラインも拡充している。

素材、縫製の一貫生産に対する要望が高まる中、素材の現地調達を重視し、同分野に精通した人材を4月から置いている。人口が多く、外資系企業の進出も盛んなベトナムの優位性を活用する。ホーチミン周辺の南部で、紡績から染色加工まで一貫対応できる現地の韓国系、台湾系メーカーを中心に取り組む。

得意とするスポーツウエア向けではある台湾系企業との従来の取り組みを織り・編みで深掘りする。ユニフォームアパレル向けでは韓国系企業と独自開発を進めている。ボトムス用の綿複合品やストレッチ素材、スポーツ向けの合繊タフタや丸編みの定番品では、ある程度の基盤が整うとみる。

ファッション向けでは婦人カジュアル衣料用素材を、比較的にロットを見込みやすい分野として、今後を見据えた開発課題の一つに挙げる。日本のMIFの営業部署と連携し、現地パートナー企業の開発意欲に働き掛けながら、差別化できる素材を創出する。

2017年8月23日(水) 繊維ニュース3面

2017.08.22  

キッズコースターと共同で「クロスアプリラボ」設立

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、ファッションブランド「ティート・トウキョウ」を運営するキッズコースター(東京)と共同で、「クロスアプリラボ」を設立した。今後、クロスアプリラボがMIFのオリジナルテキスタイルコレクション「クロスアプリ」のブランディング、デザイン、プロモーションを担う。

クロスアプリは、MIFが17年春夏向けから投入したテキスタイルコレクション。コンフォートやストレッチ、リサイクルなどマーケットニーズを反映した各タイプを揃え、18年春夏向けでは27種類に拡充している。これまでは自社でブランディング、プロモーションを手掛けてきたが、キッズコースターとラボを設立することで外部のノウハウも活用。クロスアプリラボは、テキスタイルの機能性を生かしたシチュエーション特化型のブランドデザインの開発なども推進する。

具体的には、飲食店や家具工房のユニフォーム、作業着などを想定しており、イベント製作現場や林業といった職業に応じたテキスタイル開発とデザイン提案にも着手する。

キッズコースターは14年の設立で、ティート・トウキョウの運営だけでなく、ブランドビジネスのノウハウを生かしたデザイン、プロモーション、マーケティングなど総合的なブランディング業務を手掛けている。また、インターネット、SNS(交流サイト)を活用したマーケティング、デジタルプロモーションにも強みを持っている。

2017年8月22日(火) 繊研新聞4面

2017.08.21  

クロスアプリラボ開設

MIF、キッズコースターと

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、独自素材群「クロスアプリ」の展開で、デザインやブランディングを得意とするキッズコースター(東京都渋谷区)と「クロスアプリラボ」を設立する。MIFが生地開発を担い、クロスアプリのブランディング、プロモーション、ソーシャル・ネットワーキング・サービス戦略の立案と実行をキッズコースターが手掛ける。

クロスアプリは、素材をカテゴリー別にサイン化している点が特徴。消費者が素材からブランドや服選びをできるようにする取り組み。

クロスアプリラボではこうしたカテゴリー分けを生かし、それぞれのシチュエーションや用途に適した機能素材とそれを用いたデザインを開発、設計、提案する。

2017年8月21日(月) 繊維ニュース3面

2017.07.20  

「ポール・スチュアート」公式サイトを刷新

三井物産アイ・ファッションは18日、米国ブランド「ポール・スチュアート」のオフィシャル・ウェブサイトをリニューアルした。

これまで紹介してきた店舗や商品の情報だけではなく、ニューヨークや東京のトレンドスポットの紹介、時代をリードするキーパーソンへのインタビューなど、ポール・スチュアートのフィルターを通した「上質なライフスタイル情報を発信するメディアサイトを目指す」。今後は店頭とウェブサイトを連携させた各種イベントを開催するなど、ウェブサイトをさらに充実させる。

「ポール・スチュアート」 公式サイトから

2017年7月20日(水) 繊研新聞4面

2017.07.07  

快適素材を中国以外で生産

SC向けの製品企画提案

三井物産アイ・ファッションはショッピングセンター( S C )向けの製品OEM/ODMで中国以外の活用度を高める。中国などで開発、生産管理した付加価値素材を、関税免除を目的にミャンマーやパングラデシュで縫製する生産網を提案する。

トレンド商材か低コストで供給して顧客の要望に応える。今日7日まで同社(東京都港区)で 「 2 0 1 8年春夏総合展V O L.2 」を開いている。トレンド分析を基に製品サンプル約6 5 0点を企画した。Tシャツ1 900~2900円、シャツ・ブラウス3900円、アウター1万円以下などで提案する。S C業態価格帯に合うモノ作りをカンボジア、ミャンマー、バングラデシュで進める。布南アイテムでインド縫製にも着手する。それらの中でも、軽製1工程のみで関税が免除される後発発展途上国( L D C )特恵適用国での生産に注力するデザインだけでなく、素材の 付加価値向上に対する要望が顧客から高まっているためだ。イージー ケア、ストレッチ、独自プリント柄対応素材の開発に注力し、特にイージーケアの打ち出しはポリエステル100%や複合素材をツイル、サッカー、ドビーなど表面感の品ぞろえを幅出しした。中国での素材開発のほか、パキスタンで紡績した綿をバングラデシュで編み立てる綿横編み生産も按露した。

素材ブランド「クロスアプリ」で展開する消費者向け付加価値訴求の仕組みと合わせた提案で、店頭販売に貢献して新規、 開拓につなげる。話し込みの土台となるスタイル提案はシャツ、ブラウス関連が100点を占めるなど力を入れた。ガワンタイプ、シャツワンピースなど膝下丈までシルエットが広がる。ベイズリー柄、レース使い、刺しゅうなどビンテージ感を打ち出す装飾の多いファッションも18春夏の傾向とみる。

2017年7月7日(金) 繊維ニュース3面

2017.07.07  

SC販路向け製品ODMで機能素材強化

シャツ系アイテム重点

三井物産アイ・ファッションはSC系販路向けの製品ODM(相手先ブランドによる設計・生産)で、機能素材の打ち出しを強めている。デザイン面ではシャツおよびシャツから派生したアイテムを重点としている。比較的安価なゾーンを対象とするため、小売価格で1万円を切るアウターも充実している。(稲田拓志)

同社はこのほど18年春夏向けの展示会を2回に分けた。6月に開いたパートⅠでは百貨店アパレル、セレクトショップ向けを中心に提案したが、5~7日に開いたパートⅡはSC系販路向けでカジュアルが中心。パートⅠでもオリジナルのテキスタイル「クロスアプリ」を大きく打ち出したが、パートⅡでも「顧客の機能素材に対するニーズが強い」ことから、クロスアプリのストレッチ、シンプルケア、カポックの三つを柱に構成した。

デザイン面ではシャツのバリエーションを広げたのが特徴で、シャツワンピース、ガウンのようなシャツアイテムなどを提案した。テキスタイルはプリントや加工を多用しており、ビンテージ調を表現している。パートⅠに比べて、パートⅡの顧客は安価なゾーンが中心のため、アウターでも小売価格で1万円を切るサンプルを揃えた。価格メリットを実現するため、中国縫製が主力のパートⅠに対して、パートⅡではミャンマー、カンボジア、バングラデシュ縫製などを活用している。

18年春夏向け展示会パートⅡ(5~7日)

ベトナムで生産強化

三井物産アイ・ファッションは、ベトナムでの機能を強化している。ハノイとホーチミンそれぞれに駐在員を配置し、ハノイ周辺ではスポーツウェア、紳士重衣料の生産を充実。ホーチミン周辺ではニットカジュアルの生産を強めている。素材調達と開発も推進し、「ベトナムでの原料から製品までの一貫体制を強化」している。

三井物産グループは以前からベトナムを活用したスポーツウェア、メンズスーツの生産で強みを発揮している。両アイテムは主にハノイ周辺で生産体制を確立しており、2~3年前からボトム単品の生産ラインを集約しながら、ホーチミン周辺ではセレクトショップ向けのニットカジュアルの生産にも注力してきた。

ベトナムでの製品調達は日本向けを主力としているが、ロシア、米国、イタリア向けの輸出も開拓中で、欧米向けに対応する素材開発も進めている。

今後の重点戦略は原料、素材の強化を挙げている。優遇関税を活用するためには「一貫調達の拡大は必須」とし、素材開発では台湾系や韓国系企業との共同開発に注力する。台湾系企業とは合繊、スポーツ向けを中心に開発、韓国系企業とは綿複合、ポリエステル・レーヨンを中心に開発する。アイテムでは強みとするスポーツウェア、メンズスーツに加えて、カジュアルやユニフォームを拡大する考え。

2017年7月7日(金) 繊研新聞4面

2017.07.05  

「クオーツ」と独占販売契約

カナダ発のダウンブランド

三井物産アイ・ファッションはこのほど、カナダ発のダウンブランド「クオーツ」と独占販売契約を結んだ。極寒地のカナダの調査団や探検家、航空会社などから高い信頼を得続けているダウンジャケットブランドが日本に上陸する。

クオーツは1997年に創業。ダウンには高品質なケベック州や草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用し、ほほ全てのアテムをケベック州のモントリオール周辺で製造 する。クオーツの商品は全体的にスマートなシルエットが特徴でウイメンズはスリム、セミスリム、リラックスの3タイプ。メンズはこれらにエクスペディションを加えた4タイプとなる。価格帯は8万~10万円前後となる予定。シンプルでミニマルなデザインバランスは、他のブランドにはない特徴で、30~40代のブァッション感度の高い人を顧客に持つセレクトショップを中心に展開する。今後はメディアや会員制交流サイト( S N S)を通じて情報や世界観を発信する。

2017年7月5日(水) 繊維ニュース3面

2017.07.05  

カナダ「クオーツ」の独占販売権を取得

三井物産アイ・ファッションはこのほど、カナダのダウンジャケットブランド「クオーツ」の独占販売権を取得した。30~40代の顧客を持つセレクトショップ販路を中心に供給する。今後、メディアやSNS(交流サイト)を通じて発信する。

クオーツは、97年に誕生した。ほぼ全てのアイテムをケベック州モントリオール周辺で製造し、ダウンはケベック州や草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用している。小売価格は8万円から10万円前後を予定。全体的にスマートなシルエットが特徴で、ウイメンズはスリム、セミスリム、リラックスの3タイプ、メンズはこれらにエクスペディションを加えて4タイプを揃えている。

スマートなシルエットが特徴の「クオーツ」

2017年7月5日(水) 繊研新聞4面

2017.07.03  

カナダ発のダウンブランド「クオーツ」が日本上陸

極寒地で高い信頼性を得続ける質実剛健なダウンジ‘ャケットがブランドを刷新して登場

三井物産アイ・ファッションはカナダのダウンジャケットブ ランド「クオーツ」と独占販売契約を結び、2017-18年秋冬シーズンから日本で販売を開始する。全体的にスマートな シルエットが特徴で、ウィメンズはスリム、セミスリム、リラックスの3フィット。メンズはこれらによエクスペディションを加 えた4フィット。価格帯は8万~10万円前後となる。

クオーツは1997年に創業し、ほぼ全てのアイテムの製造を ケベック州のモントリオール周辺で行う。ダウンはケベック州や草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用。その品質の高さから、極寒地の調査団や探検隊、航空会社のスタッフジャンパーなどを手掛けてきた。15年にジャン・フィリップ・ロバートに経営が引き継がれると、高いスペックはそのまま に、シルエットをスリムにしてタウンユースとしての提案を開 始する。

三井物産アイ・ファッションの加藤秀史・営業統括第三本部長は「日本には10万円前後の価格帯のダウンに対する需要がある。『クオーツ』の質実剛健なモノ作りと、シンプルで ミニマルなデザインのバランス感は、他ブランドにはない特徴だ。ダウンジャケットは激戦区だが、独自のポジションを築けると思っている。30~40代中心のファッション感度の高い顧客に、しっかりと届けていきたい」と語る。販路はジャーナル スタンダードやベイクルーズのECサイトなど、大手セレクト系が中心。今後はブランドの知名度を高めるた め、メディアやSNSを通じて情報を発信する予定だ。また三井物産アイ・ファッションの生産力を生かし、日本国内の素材を使用したショップ別注モデルも視野に入れる。「世界各国のまだ知られていないブランドを通じて、その国の文化から生まれたファッションを知ってもらいたい。われわれは世界各国に三井物産の支店を持っているので、その強みを生かして世界中の面白いファッションを発信していきたい」。

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”これまで培 ってきた モノ作りをタウンユースとして普及させたい”

ジャン・フィリップ・ロバート/クオーツ社長

以前はブランドのビンテージ品を販売するビジネ スを行っていた。当時から自分でラグジュアリーな アイテムを作りたいと考えていて、偶然、クオーツが 経営者を探していることを知った。

「クオーツ」には、カナダの厳しい寒さに対応するためのノウハウ、技術、揺るぎないクラフツマンシップがある。製造の過程 をモダナイズした り、サイジ ングをスマートに変えたりすることで、タウンユースのダウンブランドとして生まれ変わ らせることができると考えた。寒さから身を守るということを前提 にしながらも、イメージビジユアルなどで日々の生活になじむアイテムとして訴求していきたい。現在8カ国で販売しており、カナダ国外の売り上げは約30%。今後はもっとこの国外需要を伸ばしていきたいので、ファッション感度の高い日本は、とても重要なマーケットだと考えている。

2017年7月3日(月) WWDジャパン18面

2017.06.28  

プリント製品でポルトガル生産拡大

現地生地メーカー、縫製企業活用

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、プリント製品のポルトガル生産を拡大する。現地プリント生地メーカー、縫製企業を活用し、日本向けにワンピースなどを供給する仕組みで、17年春夏向けから着手した。「独特の色や柄が受けて、好評」なため、18年春夏向けでさらに強化する。

生産は、プリント生地がアダルベルト、縫製はフロダモーダ。アダルベルトはインクジェットプリントを得意とし、毎シーズン100~200の新柄と生機(きばた)を提案している。フロダモーダは自社ブランドのほか、欧州向けのOEM(相手先ブランドによる生産)を手掛ける布帛縫製工場で、自社デザイナー、パタンナーも抱えている。ロットは1型300枚が基本で、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)も行っている。

三井物産アイ・ファッションはポルトガル生産について「製品コストは日本と中国の中間で、小ロット対応も可能」とするほか、「欧州のSPA(製造小売業)やブランドへの供給で培った高い提案力、短サイクルでの生産体制」もメリットにあげている。18年春夏向けでは、ワンピースやキャミソールなどレディスウェアの提案を前面に出している。

2017年6月28日(水) 繊研新聞4面

2017.06.27  

販売に貢献するサービス提案

「クロスアプリ」が好調

三井物産アイ・ファッ ション(MIF)は独自素材を店頭販売、需要喚起に貢献する仕組みと組み合わせて展開することで顧客との取り組みを深めて行く。

MIFの「クロスアプリ」は、機能など素材の特徴ごとに20以上のサブカテゴリーに分類して展開する独自素材群。顧客向けのみならず、最終消費者向け情報発信ツールとしても活用できる点に最大の特徴がある。

素材の機能を分かりやすいサインと簡潔なメッセージで表現し、インターネットを活用して消費者へ直接情報発信することで、素材を購入動機にできるようにする取り組み。顧客アパレルブランドの製品のタグにはクロスアプリの各サブカテゴリーをサイン化したタグを下げ、店頭販売につなげる。素材を販促サービスと組み合わせ店頭販売に貢献させる付加価値機能として開始した。

同社によると、クロスアプリを起点とした取り組みは「想定以上の反響を呼んでいる」という。複数のサブカテゴリーが採用され、スタートとなった17春夏ではタグの発効枚数が初期に想定した規模の8倍に達したとい う。

クロスアプリを採用したブランドをインターネットで発信していること、取り組み先の製品企画力との相乗効果で追加タグ発注の依頼もあるな ど、狙い通りの循環を生 み出している。

ベースとなる素材開発では、18春夏向けでストレッチ性やイージーケア性など消費者のニーズが強い快適機能で掘り下げるなど強化するとともに、縫製面もオペレーションを磨き、モノ作り基盤を固める。同時に、こうしたマーケティングサービスも新たな手法を提案して行く考え。店頭販売への責献までサービス提案を踏み込んでいくことで、顧客との取り組み深耕につなげる。

2017年6月27日(火) 繊維ニュース8面

2017.06.23  

クロスアプリの発信強化

18年春夏向けは27種類に

三井物産アイ・ファッションは、オリジナルのテキスタイル「クロスアプリ」の発信を強めている。クロスアプリは3月に正式にデビュー、マーケットニーズを反映して開発した27種類の素材を揃えている。テキスタイルの特徴をアイコンで分かりやすく表記したほか、オリジナルのタグを製作。SNS(交流サイト)での発信やアパレル、セレクトショップといった顧客との連携も強化し、市場に浸透させる考えだ。

クロスアプリは17年春夏向けから投入した。当初はコンフォート、リサイクルといった9種類だったが、18年春夏向けでは、ストレッチ、シンプルケア、カポック、スウェットガードの四つを加え、27種類まで広がった。「テキスタイルの特徴が分かりやすいと洋服選びがぐんと快適になる」として、顧客に提案している。すでに採用したアパレル企業からは「リピートが相次ぐ」など、ブランディングに手応えを感じている。

このほど開いた18年春夏向けの製品OEM(相手先ブランドによる生産)展でもクロスアプリを前面に出し、サンプルを作成した。特に軽量感、エアリーな素材群を集積したクラウド、今まで以上の伸長率と回復率を持たせたストレッチ、手入れが簡単なシンプルケアを重点的に打ち出した。

同社は「製品OEMで重要なのは素材の発信」と見ており、引き続き提案を充実する方針。クロスアプリ以外では、スポーツ向け高密度織物「パーテックス」で、ファッション用途の「パーテックス・アンリミテッド」の提案を強めている。パーテックスの高い知名度を生かしながら、カジュアル向けに落とし込んでおり、市場でスポーツとファッションの融合が進んでいるため、アピールを強める。

分かりやすいアイコンで素材特性を表現している

2017年6月23日(金) 繊研新聞4面

2017.06.22  

消費者起点で快適素材提案

ストレッチなど深掘り

三井物産アイ・ファッションは春夏向け製品OEM/ODM提案で春夏シーズンに適合する快適機能を軸に素材の打ち出しを重視する。独自素材ブランド「クロスアプリ」の中でストレッチ、イージーケアを取り上げ、製品企画と絡めて開発を深掘りした。高機能テキスタイルも「パーテックス」シリーズのカジユアル向けラインを拡充して提案。23日まで同社(東京都港区)で「 2 01 8春夏総合展示会VOL. 1」を開いている。

消費者ニーズを起点に、春夏衣料で要望が強いストレッチ、イージーケア機能の開発をクロスアプリシリーズで掘り下げた。ストレッチ性では、ポリウレタン繊維とポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維に、さらに綿や羊毛を加工する、天然繊維の風合い、見映えを持ったストレッチ素材を開発した。ボトムス用厚地 織物だけでなく、丸編みや春夏シーズンを意識した薄手タイプもシャツ、ボトムス向けに訴求する。

タイトシルエットのほかボリューミなアイテムでの採用が着やすさに大きく影響する」として、製品企画で提案。イージーケアではポリエステル使いで綿や麻など天然繊維調のモノ作りを進めた。軽量素材の開発も重視し、エアリーな風合いを特徴とする「クラウド」シリーズで、天然中空繊維カポック使いの商材を訴求する。快適機能を天然繊維、天然繊維調合繊で表現する打ち出しでまとめた。

クロスアプリの最終消費者向け素材情報発信機能と組み会わせ、需要喚起によって店頭販売に貢献する顧客との取り組みにしていく。アウトドア、スポーツウエア向け透湿防水高機能テキスタイルであるパーテックスもカジュアルラインの「パーテックスアンリミテッド」で提案に注力した。ストレッチ素材、天然繊維の見映えを持つ素材、中肉素材のラインアップをファッシン衣料用製品企画に取り入れている。

同社は7月上旬にも駅ビルやショッピングセンター向けの総合展示会VOL 2を開催する。

2017年6月22日(木) 繊維ニュース2面

2017.05.17  

香水、コスメティックの輸入開始

アイビシ・トレーディングと組み欧州4ブランド

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、香水やコスメティックのインポートを開始した。セレクトショップなどの顧客の間で関心が高まっていることが背景。フランス、イタリア、英国の4ブランドを扱う。

フレグランスでフランスの「イストワール・ド・パルファム」「アンニュイ・ア・バリ」、イタリアの「ウェルミ」。フランスの2ブランドは一部の有力セレクトショップで販売され、人気という。

英国からは、ナチュラルコスメ「アンドレア・ガーランド」の輸入に着手した。アイコンはリップバームで、使用後の容器は小物入れとして使えるデザイン性の高さも特徴だ。ハンドメイドの英国製で、バスソルトも人気。

これらの輸入販売の開始にあたり、化粧品の輸入と製造販売に強みを持つアイビシ・トレーディング(神戸市)と協業した。アイビシ・トレーディングは、セレクトショップや百貨店向けの販売で実績が豊富だが、「MIFと組むことで、販売先の拡大が期待できる」として協業を決めた。

フランス「イストワール・ド・パルファム」。デザイン性に優れ、インテリアとしての活用も

2017年5月17日(水) 繊研新聞11面

2017.04.25  

2017春季総合特集

三井物産アイ・ファッション 社長 白崎 道雄氏 経営難度高まる時代に商社の総合力 17年度はシナジー発揮元年

消費者の購買行動が多様化し、経営の難度が高まっている。その中でこそ商社が総合力を発 揮し、顧客の抱える課題解決に貢献する手法があると三井物産アイ・ファッションの白崎道雄社長は強調する。ブランド、素材各事業のグループ会社が統合し、事業領域を広げて本格的シナジー創出に取り掛かる2017年度。インポート事業の幅出しと素材、縫製一貫対応による差別化創出を最初の取り組み課題とする。

―繊維産業の半歩先を考えたときに見逃せない状況変化とは。

経営の難度が上がっていることです。特に消費 者の購買行動、価値観の変化、さまざまなイノベーションに対面している川下でそう感じます。洋服や雑貨の取引だけで、顧客のニーズに応えきれない段階に入っているでしよう。

―三井物産アイ・ファッションとして、どう対応していきますか。

当社のみならず、三井物産グループ全体の総合力を顧客にフィードバックできる体制を固めて行きたいと孝えています。

「新しい事業や始めたいが許認可の仕組みが分か らない」「海外進出を考えているのでサポートしてほしい」など、総合商社に求められる機能は本来、さまざまな期待・役割があります。衣料だけに機能を限定してしまうとこうした〝相談場所〟が分からなくなってしまいます。対価として頂くのは商品に対してで、その品質で勝負することはもちろんですが、多岐にわたるニーズを当社が吸収し、本体へのフィードバックを通じてしっかり応えて行く総合商社とし ての持ち味はこれからもっと発揮することが要求されてくるでしょう。

―「クロスアプリ」の取り組みはその一環と言えますね。

クロスアプリはマーケティングを起点とした、顧客の「販売」により踏み込んで貢献していく取り組みです。今後の商社の提案はマーケティング力をいかに発揮するかということが重要になってきます。

―2 0 1 6年度を振り返っていかがで すか。

非常に大きな節目の年でした。昨年は4月にブランドマネジメントのBMC、10月に三井物産テクノプロダクツ(MBT)と統合し、忙しい1年でした。一体化することで細分化されていた機能、事業領域を繊維事業全体として一つに捉える広さを持つことができたと考 えています。これから取り組む人事交流やシナジー発揮に向けた施策で社員の間で活躍できる場が広がったという実感が広がるでしょう。その過程で、統一された一つの企業としての新しい文化が創出されていくはずです。

―製品ビジネスの16年度は。

微減収、微増益を見込んでいます。セレクトシ ョップ向け、スポーツ関連が堅調でした。デザイナーブランド向けは比較的、好調ですがインバウンド需要は一時期に比べ沈静化したようです。逆に百貨店向けは厳しい状況が続きました。営業利益は円高が寄与し、計画をやや上回りました。思い通りの原価で生産できたわけですが、市場が好転しているわけではないので17年度以降の先行きは厳しくみています。

―輸出ビジネスの方はいかがですか。

防護衣料用の難燃アクリル原料や高機能テキスタイル「パーテックス」の輸出は堅調でした。基本的にコモディティー商材の取り扱いはしていません。為替の変動に多少影響を受けることもありますが、アクリル原料はしっかりスペックインしていますし、パーテックスも一流アウトドアブランドとの取り組みができています。素材事業としての戦略は今後もこの方針は変わりません。スペックインできる用途開発とグローバル視点での販路開拓、マーケティングを徹底して行きます。

―展示会開催などでインポー卜事業の訴求にも取り組みました。

一時、弱まった機能ですが知見とネットワークはあるので、差別化要素を探す顧客ニーズに応えて行きます。欧州に強い三井物産の伝統を生かし、専門人材を投入して買い付け先の地域やブランド数を増やしており、にぎやかになってきまし た。

―17年度は三井物産グループで3ヵ年計画がスタートします。初年度の取り組み課題は。

事業領域に重複がないため、営業体制の統合はスムーズにできますが、逆にそれでは1+1にしかならないので、シナジーを最大限に発揮していくか、これからがチャレンジです。総合力を生かしたサービス拡充は前期にも取り組んできましたが、17年度からさらに具体化して推進して行きます。初年度は三つのテーマを掲げています。独自素材であるパーテックスを活用したスポーツ衣料分野の深掘りに加え、アクリル原料の取り扱い実績を生かしたインナー分野でのシナジー発揮も課題にします。さらに従来、強い分野ではなかった国内外のユニフォーム分野に向けた素材開発や縫製品の提供も防護衣料の高機能化が進む昨今では期待が持てると考えています。

思い出の味 本場のビールとソーセージ

ドイツ・デュッセルドルフに2度の駐在経験を持つ白崎さん。「ビアガーデンで楽しむビールとソーセージは格別」との語り口は〝思い出〟では納まりきらない実感がこもる。「ヴァイツェン」と呼ばれる、少し酸味の利いた白ビールになんの変哲のないソーセージだったと振り返るが、乾操した、欧州の夏の長い夜に屋外で仕事の疲れを癒やすひと時に「ドイツは良い場所だ 」としみじみ感じたという。豊富に地ビールが残る本場・ドイツ。とりわけ記憶に鮮明なのがミュンヘンで行われる世界最大規模の祭り「オクトーバーフェスト」だそう。

2017年4月25日(火) 繊維ニュース13面

2017.04.21  

差別化素材の製品対応を強化

三井物産アイ・ファッション(MIF)は16年度にブランド事業のBMC、旧三井物産テクノプロダクツ(MBT)と統合した。シナジー発揮の具体策を検討し、差別化素材の製品対応を強化する。MIFの白崎道雄社長は17年度を「シナジー発揮を本格化する初年度」と位置付ける。

独自の高機能テキスタイル「パーテックス」など旧MBTが得意とする素材開発機能を独自性として活用したいとの考えで、パーテックスを採用したスポーツ衣料の製品対応、アクリル原料の取り扱い実績を元にインナー分野のほか、国内外のユニフォーム分野に向けた素材開発、縫製品供給に注力する。旧MBTが持つ素材開発やマーケティングノウハウと、これまで製品OEM/ODMで蓄積した企画提案力、国内外の生産背景を組み合わせ、製品までの一貫対応力として訴求していく。

2017年4月21日(金) 繊維ニュース1面

2017.04.20  

往来

「三井物産本体の繊維部署の頃を考えると、逆に違和感がない」と語るのは、三井物産アイ・ファッションの白崎道雄社長。昨年、繊維関連グループ会社のBMC、三井物産テクノプロダクツと統合し、新年度を迎えた印象を話す。細分化した機能が統合されて事業領域の幅が広くなった同社は自身の経歴と重なり、繊維事業をまとめた中核事業会社のトップとして「市場での存在感を発揮したい」との意欲にもつながる。人事交流も本格的に始まる今期以降、「社員にとっての活躍の場が広がることの実感が会社に広がる」ことを期待する。

2017年4月20日(木) 繊維ニュース2面

2017.04.19  

総合商社のネットワーク活用

ロシアでのバイイングに着手

三井物産アイ・ファッション(MIF)がブランドのインポートビジネスを強めている。三井物産グループはイタリアなど欧州からのブランド輸入で強みを発揮してきたが、欧州だけでなく米国、カナダからの輸入も拡充している。総合商社ならではのグローバルなネットワークを活用し、ロシアでの買い付け業務にも着手しており、対象エリアの拡大を加速させている。

MIFでブランドビジネスを担っているのが、16年4月に発足させたブランドマーケティング事業部。ビー・エム・シーの機能と既存のインポートを担当する人員を合体させた組織で、欧州ブランドのインポートやセレクトショップ向けの買い付け、ライセンスなど「ブランドビジネスをトータルで担う」(堀川譲二執行役員営業統括第一本部ブランドマーケティング事業部長)形となっている。先行させた伊バッグ「バルドーニ」、仏バッグ「フォスティン」の輸入販売に加えて、17~18年秋冬から、仏レディスウェア「フェット・アンペリアル」、伊レディスウェア「サン・アンドレス」の独占輸入販売を開始した。

一方、セレクトショップ向けのバイイング業務では、ロシアのファッションブランドに着目。三井物産のモスクワの拠点のコネクションを生かし、ウェアおよび雑貨で6ブランドをピックアップした。世界中に張り巡らせた総合商社のネットワークを活用し、ロシアにとどまらず幅広いエリアからのバイイングを推進する。

今後、強化するエリアは米国。「セレクトショップ向けで米国ブランドは外せない」と判断しているためで、駐在員と連携を強めながらブランドの発掘に力を注ぐ。

17~18年秋冬から独占輸入販売をスタートさせた「フェット・アンペリアル」
2017年4月19日(水) 繊研新聞7面

2017.04.11  

3分野でシナジー創出

統合効果発揮を本格化

三井物産アイ・ファッションの白崎道雄社長は2017年度(2018年3月期)を「シナジー発揮を本格化する初年度」と位置付ける。昨年10月に統合した旧三井物産テクノプロダクツ(MBT)が得意とする事業分野のノウハウを生かした製品までの一貫対応の強化を今期の取り組み課題とする。ブランドインポート事業やその他、顧客ニーズに応えるサービス機能の拡充も今期から始まる3カ年計で強化する。

同社は16年度にブランド事業のMBCと旧MBTを統合し、10月から三井物産アイ・ファッションとしてスタート。管理部門の統合を図るとともに、今期から本格的に着手するシナジー発揮の具体策を検討してきた。3カ年計画の初年度となる今期は、3分野で差別化素材の製品対応を強化する考え。

特に旧MBTが得意とした素材ビジネスの機能活用を軸とし、高機能テキスタイル「パーテックス」を用い、スポーツ衣料を開拓するほか、アクリル原料の取り扱い実績をインナー分野の製品一貫対応につなげる。従来、差別化できていなかった国内外のユニフォーム分野に向けた素材開発や縫製品供給も「防護衣料の高機能化が進む中で期待できる分野」として注力する。

素材輸出が主力だった旧MBTが持つ素材開発やマーケティングノウハウとこれまで製品OEM・ODMで蓄積した企画提案機能や国内外の生産背景を組み合わせ、製品までの一貫対応力として訴求していく。

このほか、海外展開や新商材の模索など顧客が抱える課題の解決につながるサービス機能の強化も目指す。テキスタイル総合ブランド「クロスアプリ」は、消費者への直接的な情報発信も実施し、店頭販売に貢献させるほか、ブランドインポート事業も買い付け先の数や地域を拡充する。三井物産本体と連携した、総合商社のネットワークを生かしたサービス提案も進めて行くという。

2017年4月11日(火) 繊維ニュース3面

2017.04.10  

個性的な商材提案

MIFインキュベーション事業 合同展で2ブランド披露

三井物産アイ・ファッション( M I F )でデザイナーブランド 向け製品OEM・ODMを担当する営業統括第一本部第二事業部が、新進デザイナーと顧客を結ぶインキュベーション事業で、2ブランドを紹介する合同展を同社(東京都港区)で開いた。「プラスチックトーキョー」と「カピエ」を披露した。

同事業部の倉持薫参事は、新鮮味のある商材に対するニーズが店頭、消費者段階で高まっているとみる。消費者自身がコーディネート力をつけ、さまざまなテイストの衣料を自由に組み合わせる傾向が一般化する中で、売り場の品ぞろえも対応させる必要がある。インキュベーション展では単品のモノ作りで特徴ある新進ブランドを紹介。若手デザイナーの販路拡大を支援するとともに、出展ブランドとの今後を見据えた関係づくりにもつなげる。

プラスチックトーキョーは、2 0 1 6年の毎日ファッション大賞で新人賞を受賞したデザイナー今崎契助氏が手掛ける、13年にスタートしたブランド。国内セレクト向け卸のほか、パリや上海での展示会出展をきっかけに海外にも販路を持つ。ストリートファッションを背景にモードテイストを表現するアイデアが同賞の受賞につながり、17秋冬からレディース商品にも着手。パーカやコーチジャケットなどのメンズアイテムに透け感のある素材やオフショルダー仕様を取り入れ、女性らしさを加えた。

「 1 0 0年後も着たいニット」を打ち出すのがカピエ。「ラルフローレンブラックレーベル」でのデザイナー経歴を持つ大島郁氏は、多くの著名デザイナーを輩出したセントラルセントマーティンズ芸術大学でテキスタルを専攻。ニットに異素材を織り込んだプルオーバーやカーディガン、カシミヤブークレ糸使いと布帛を組み合わせるなど異素材複合のテクニックを駆使してニットの良さを引き立たせるモノ作りを得意とする。「取り組み先との意思疎通が緻密でないとイメージするモノ作りができない」とし、国内工場を自ら開拓したと言う。

2017年4月10日(月) 繊維ニュース3面

2017.03.31  

総合力で素材開発に注力

三井物産アイ・ファッション( MIF )は、ボリュームゾーンから中級品向けを念頭に、外資を含む現地企業の協業先を開拓してベトナムでの素材開発機能を強化する。スポーツ、アウトドアウエア向け高機能素材の開発を得意とする旧三井物産テクノプロダクツのノウハウは同社の強み。台湾メーカーとの取り組み実績を外資系、現地企業との取り組みに展開する。

三井物産本体のベトナム現地法人の人材とも連携し域内で調達した原糸を国内ニッターに供給するなど、サプライチェーンを工夫してベトナム製素材の開発能力全体を高める。MIFにとってベトナムは、中国以外の縫製拠点で注力。特にハノイ中心の北部エリアが、ボトムス専用ラインを保有するなど大半を占める。比較的 、安定した政情と人件費、リードタイム、素材産業の発展への期待からASEAN地域内での優位性が高いとみるほか、米国が環太平洋連携協定から離脱したことで、日本向けの開発案件に意欲を高める現地企業が増える効果も今後、期待できるという。

2017年3月31日(金) 繊維ニュース11面

2017.03.30  

素材でファッション楽しむ

「クロスアプリ」 展開

三井物産アイ・ファッションはこのほど、消費者が素材からブランドや服選びを楽しめるよう、素材をカテゴリー別にサイン化する取り組み「クロスアプリ」の展開を聞始した。同時にサイト(http://cloth-app.com)もスタートした。

製品に使用される素材がどのように生産され、どのような機能を持ち合わせているのかを分かりやすいサインで表現し、ファッションの同質化が懸念される近年の市場で、素材から購買動機をそそることを図る。素材特性を作り手側から消費者に直接、情報提供することで生産者と消費者と信頼関係を築き、商品価値を高めていくことも狙いにある。

各アパレルブランドの店舗に入荷する該当製品には、商品タグとともにクロスアプリのサイン化したタグが取り付けられる。Eコマースの定着で、現物を手に取る機会が少なくなった消費者に素材を知ってもらうためにも有効で、ネット購入時の返品解消にもつなげたいとの考え。

サイトでは、コンセプト動画やトレンド情報、クロスアプリ取り扱いアパレルブランドの紹介などを随時配信していく。

2017年3月30日(木) 繊維ニュース3面

2017.03.30  

素材の新ブランド「クロスアプリ」を発売

三井物産アイ・ファッションは29日、テキスタイルブランド「クロスアプリ」を発売、ブランドサイトを立ち上げた。

「素材からのアプローチで消費者に服選びを楽しんでもらいたい」と独自開発および独自セレクションする生地をクロスアプリとして17年春夏からブランド化する。「生産者の思いを消費者に伝える」「素材の作り手が見える」ことをテーマに、製品に使われている素材がどのように生産され、どんな機能を持っているのかをサインで表現し、素材が購入動機の一つになることを目指す。

「コンフォート(快適性)」「ボタニック(植物繊維)」など20以上のサインを作り採用ブランドに商品タグとしても活用してもらう。今後は店頭と連動したキャンペーンや取り扱うブランドとのイベントなど積極的にプロモーションを仕掛ける。

2017年3月30日(木) 繊研新聞2面

2017.03.29  

17~18年秋冬で婦人服2ブランドを独占輸入

セレクト店や専門店向けに

三井物産アイ・ファッションのブランドマーケティング事業部は17~18年秋冬、レディスウェアの「フェット・アンペリアル」「サン・アンドレス」の輸入販売を開始する。いずれも独占輸入販売権を取得しており、3シーズン目となるイタリアのバッグ「バルドーニ」、2シーズン目となるフランスのバッグ「フォスティン」とともに、セレクトショップや専門店向けに供給する。

フェット・アンペリアルは15年夏、フランスでデビューした。バロック建築、80年代パンク、ベル・エポックから着想を得た官能美を流動的な服で表現している。主に20代をターゲットとし、小売価格はシャツで約4万円、ブルゾンで約8万円、レザージャケットで14万~15万円。

イタリアのサン・アンドレスのデザイナーは、メキシコ人のアンドレス・カバイェロ。ルーツはメキシコで、ミラノとパリでファッションの研鑽(けんさん)を積み、それぞれの文化を融合させたデザインが特徴。柄もユニークで、主なターゲットは30代。中・軽衣料が4万~5万円、アウターは10万円台。

三井物産アイ・ファッションは16年4月、ビー・エム・シーの機能と既存のインポートを担当する人員を合体し、ブランドマーケティング事業部を発足させた。欧州ブランドのインポートやセレクトショップ向けの買い付け、ライセンスなど「ブランドビジネスをトータルで強化」(堀川譲二執行役員営業統括第一本部ブランドマーケティング事業部長)し、製品OEM(相手先ブランドによる生産)を担う事業部とも連携している。三井物産のグローバルネットワークの活用でロシアのファッションブランドの導入にも着手、今後は「米国ブランドの導入」も積極化する。

20代を対象にした「フェット・アンペリアル」
2017年3月29日(水) 繊研新聞4面

2017.03.24  

インポート事業拡大へ

展示会で 4 ブランド披露

三井物産アイ・ファッション(MIF)はインポートブランド事業の拡大を目指す。独占輪入するブランドを拡充して専門店、セレクトショップを中心に販路を広げる。マーケティングや販促手法の提案まで踏み込むなど情報発信機能を高めて取引先との関係を深掘りしながら事業拡大につなげる。今日24日までウエストギャラリーノーデザイン(東京都渋谷区)でインポートブランド4ブランドを紹介する17秋冬向け展示会を聞いている。

MIFでブランド関連を手掛けるブランドマーケティング事業部は2016年4月に設立。ブランドのインポート事業に着手し、17年度から本格的な販路拡大を目指す。発信力向が目的に4ブランドを紹介する展示会を開催している。

売り場の差別化につながる、特徴のあるブランドを衣料から雑貨まで幅を持たせながら8ブランド程度をめどに独占輸入権を取得して増やす考え。三井物産本体の海外ネットワークも活用して導入ブランドを開拓していく。

堀川譲二執行役員ブランドマーケティング事業部長によると専門店、セレクトショップを念頭に販路を広げる方針。「最終消費者との接点が多い専門店経由で着実に販路を増やす」とともに、新鮮味のある商材に関心が高く、多くの店舗を持つセレクトショップでの取り扱い拡大による成長戦略を描く。

国内顧客には、扱うブランドの幅広さを訴求するほか「売り方やプロモートの仕方まで踏み込んでいく」。ブランド本国にはきめ細かいマーケティ ング機能を発揮するなど、取引先とのコミュニケーションの深掘りを事業拡大の鍵とする。

展示会ではバッグブランドとしてイタリアの「バルドーニ」、パリでスタートした「フォスティン」のほか、ボタニカルをモチーフとしたオリジナルプリント柄が特徴のフランスの婦人服ブランド「フェテ アンペリアル」メキシコ出身のデザイナーが手掛ける伊ブランド「サン アンドレス」を紹介した。

2017年3月24日(金) 繊維ニュース3面

2017.03.21  

シャツに遊び心を

MIFインキュベーション展で

「河谷シャツ」

三井物産アイ・ファッショ ン(MIF)が今月順次開いている新進デザイナーと顧客を結ぶインキュベーション事業は16,17の2日間、ユニセックスシャツブランド「河谷シャツ」を紹介した。ブランドを運営するプレインズ・インターナショナル(東京都新宿区)の河谷義人代表取締役に特徴と今後の展望を聞いた。

シャツをとことん遊ぶ

―河谷シャツの特徹を教えて下さい。

他にはない遊び心のあるシャツを提案しています。プリント柄や異素材組み合わせなど自由に発想し、シャツというアイテムをとことん遊ぶことにこだわっています。ボトムスを手掛ける要望もありましたが、コーディネートとのバランスでシャツ企画の自由度がなくなってしまうので、避けています。30代半ば~60代男性が着やすいように、ゆったりとしたパターンにしていますが、インターネット通販やポップアップショップで展開する現状では、40代前後の女性からも好評で購入比率も50%ずつです。

―ブランドを設立した経緯は。

ある時、シャツを買いに出かけたのですが、当時は細身がトレンドで、自分に合うものを見つけることができず、それなら自分でやろうと考えたこときっかけです。2011年に初めてのコレクションを発表しました。

―今後の展望は。

認知度を高め、次のコレクションに期待されるようなブランドにしたいですね。アイデアの自由さを常に発信して行きたい。こうしたブランドコンセプトを維持するためにはサプライチェーンで工夫が必要です。アイデアを、品質を損なわずにしっかりと製品に落とし込む企画体制が欠かせませんし、アイデアを実現する生産地も構築が必要です。主力の縫製地は中国ですが、特殊ミシンを持つベトナムの工場も開拓するつもりです。ただ、あまり数量が多くなると「他にはない」という魅力が下がってしまうかもしれないので、取り組み方をどのように最適化するか考えていきます。

2017年3月21日(火) 繊維ニュース3面

2017.03.13  

販路拡大、ODMも視野

MIFインキュベーション展で

「ザ・チノ リヴァイブド」

三井物産アイ・ファッショ ン(MIF)は、今月順次展 示会を聞いている、新進デザ イナーと顧客を結ぶインキュベーション事業で9、10日の2日間、メンズパンツブランド「ザ・チノ リヴァイブド」を紹介した。ブランドが手掛ける山口純平氏に特徴と今後の展望を聞いた。

こだわり抜いたパンツ

―ザ・チノ リヴァイブドの特徴を教えて下さい。

30代~50代の男性に向け、妥協せずにこだわり抜いたモノ作りによるチノパンツ、綿パンツを主体に展開していま す。チノパンツは60番三子撚り糸を高密度に織ったハリ・コシのある独自素材を日本企業の上海直営工場で縫製しています。製品仕様も手縫い風のステッチを表現するミシン裾まで採用したほか、ファスナーはスイス・リリー社を使用しました。裏側もスレーキをヘリンボーン柄にし、パイピングにもこだわっています。綿パンツはモールスキンやコーデュロイタイプの他、スラックスタイプのインディゴパンツもあります。緯糸に綿・ウール混紡糸を用い機能面も重視しました。

パンツは特にメンズでは長く着ることが前提で、固定化につながりやすいアイテムです。だからこそ、こだわり抜いて作り込むことが必要だと考えています。

―現在の展開状況は。

大手百貨店販路のほか、小売店、セレクトショップで販売しています。メンズファッション総合展「ピッティ・ウオモ」への出展を通じてイタリアからの発注も獲得しました。

提案する上で重視しているのが、モノ作りのこだわりを最終消費者まで確実に届ける取り組みです。素材や製品仕様の記載した資料をシーズンごとに作成しており、卸先に直接、説明しています。雑誌やインターネットで容易に情報が取得できる時代の中で、店頭でも同等以上のレベルで商品の魅力が伝わらなければなりません。

―今後の展望は。

小売り、セレクトショップへの販路を広げるとともに、海外販路も伸ばしていきたいですね。加えて、モノ作りで培ったノウハウを生かして、素材開発のほか、ODMも手掛けたいと考えてい ます。

2017年3月13日(月) 繊維ニュース3面

 

 

2017.03.08  

デザイナー育成を本格化

 商談会の開催で販路開拓を支援

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、国内デザイナーのインキュベーション事業を本格化させた。この一環で同社ショールームを活用し、国内の新進デザイナーのアイテムを披露する商談会を開催している。今月だけで4ブランドの商談会を予定し、「物作り、売り場設置、インターネット販売など様々なサポート」(岩村隆生営業統括第一本部第二事業部長)を行う方針だ。

商談会の第1弾として2、3日には、きものに着眼したレディスブランド「ホワイト・ピジョン」の商談会を開いた。ホワイト・ピジョンは、日本産の一枚布を使用したワンピースが主力アイテムで、残布を発生させない仕立てとデザインが特徴。着方や結び方を通じて、幾通りものデザインを楽しむことができ、京都や米沢など国産テキスタイルを使っている。

ブランドのデビューは14年。デザイナーであり、ホワイト・ピジョン(新宿区)の代表取締役でもある河野祥子が考案した。

ストールは三越日本橋本店で常設店を構えるが、今後、ワンピースや竹細工の販路を開拓する考えで、今回、MIFの商談会に参加することにした。「日本各地の染め、織りの技術を活用し、デザインの力で地方創生に貢献したい」(河野さん)としている。

小売価格はストールで3万5000円からで、大判タイプは8万5000~11万円。ワンピースが7万~11万円。

商談会は、9、10日が国産でこだわりのメンズパンツ「ザ・チノ・リヴァイブド」、16、17日がオリジナルシャツの「河合シャツ」、29、31日には16年(第34回)の毎日ファッション大賞で新人賞を受賞した、今崎契助の「プラスチックトーキョー」。

商談会の第1弾として披露された「ホワイト・ピジョン」は残布を生まず、環境に配慮する
幾通りものデザインを楽しめるのも特徴
2017年3月8日(水) 繊研新聞4面

2017.03.07  

往来

「中立的な商社だからこそ、良い立ち位置でさまざまな付き合い方ができる」と話すのは三井物産アイ・ファッション営業統括第一本部第二事業部の岩村隆生事業部長。デザイナーブランドの製品OEM・ODMを手掛ける同事業部では、新進気鋭のデザイナーと顧客、市場へのアピールをつなぐインキュベーション事業を開始した。次世代を担うクリエーターとの今後を見据えたきっかけ作りもあるが、デザイナーが直面するモノ作りや資金面での課題や悩みの解決に貢献するプラットフォームとしての商社の意義を語る。

2017年3月7日(火) 繊維ニュース2面

2017.03.06  

新進デザイナー紹介

3月に順次5ブランド

三井物産アイ・ファッション(MIF)でデザイナーブランド向け製品OEM・ODMを担当する営業統括第一本部第二事業部は、若手デザイナーと顧客を結ぶインキュベーション事業で展示会を開いている。特徴あるデザイン、技法、コンセプトを持つ5ブランドを3月に順次紹介していくもので、第1弾として2、3日に、ミセス向け婦人服・雑貨を手掛ける「ホワイト ピジョン」が百貨店や専門店などと商談を行った。

インキュベーション事業は、デザイナーの販路拡大をサポートするものとして開始したもの。MIFが持つ縫製背景や独自開発素材の提供を中心に、Eコマースを含めた販路の紹介、プロモーション機能の提供や海外販路開拓のサポートなど、デザイナーが要望に応じてMIFサービス機能を活用する。次世代のデザイナーとの今後を見据えた関係作りにも役立てたい考えだ。1週ごとにブランドを替えて3月中に5ブランドを紹介する。

複数通りの着方、楽しみ方を

「ホワイト ビジョン」

ホワイト ビジョンの河野祥子代表取締役にブランドの特徴と今後の展望を聞いた。

―ホワイト ピジョンの特徴を教えて下さい。

婦人服とストールが主要商品です。30代~40代女性をターゲットとしており、婦人服は、1枚の布を残布なく使い切り、1着の洋服で複数通りの着方、楽しみ方ができるデザインを提案しています。インドネシアの民族衣装や日本の袴などから着想を得てパターンニングしました。生地は日本の伝統的な織り、染めの技法を取り上げ、日本の伝統工芸や意匠性を新しいファッションとして生み直すことがコンセプトです。ストールも、例えば、奄美大島の泥染めに江戸小紋を乗せるなど、全国各地の織、染技法結び合わせて独自性とブランド価値を高めるモノ作りをしています。

―ブランド設立の経緯は。

ブランド設立は2011年でストールから始めました。ウエディングドレスのデザイナーをしていたときに付き合いがあった福島県のテキスタイルメーカーの生地に注目し、どのようにその良さを伝えられるか考えるようになったことが始まりです。ストールなら差別化できると思い至りました。婦人服の取り扱いを始めたのが14年です。そこでしかできないモノ作りや技術が日本にも世界にもたくさんあります。デザイナーとしてそれらをくみ取っていくべきと思ったことが設立の発端です。

―後の展望は。

日本の産地だけでなく、世界各地の産地の技法を使い、1枚の布を使い切るブランドコンセプトとともに新しい感動を提案できればと思っています。地域産業を守り、かつ、収益を生む形で成長させて雇用創出につなげたいという最終的な目標もあります。百貨店や高付加価値商品を扱うセレクトショップへの販路拡大のほか、Eコマースを通じた流通拡大も目指したいと考えています。

2017年3月6日(月) 繊維ニュース3面

2017.02.22  

越素材開発機能を強化

欧州、内需拡大も見据え

【ホーチミン=石川亮】三井物産アイ・ファッション(MIF)は、ベトナムでの素材開発機能を強化する。ボリュームゾーンから中級品向けを念頭に外資を含む現地企業の協業先を開拓する。衣料向けで機能素材など特徴を出せる分野に注力し、対日だけでなく、欧州向け製品OEM・ODMの拡大に生かす。

スポーツ、アウトドアウエア向け高機能素材に強みを持つ旧三井物産テクノプロダクツの開発ノウハウを生かす。台湾メーカーとの取り組み実績を外資系、現地企業との開発に活用する。三井物産本体のベトナム現地法人の人材とも連携し、域内から調達した原糸を国内ニッターに供給するなど、ベトナム製素材の開発能力全体を高める。

ベトナムはMIFにとって、中国以外の縫製拠点で主力産地。ハノイを中心とする北部エリアが、ボトムスで専眉ラインを保有するなど大半を占め、重衣料やスポーツウエア、カジュアルの生産を得意とする。主力販路向けにボリュームゾーンから中級品までを念頭に現地で素材を開発する。

米国が環太平洋連携協定(TPP)から離脱したことで、日本向けの開発案件に意欲を高める現地企業が増える効果も今後、期待できるという。

こうした素材開発機能の強化は、対日製品OEM・ODMで素材の現地調達ニーズが高まっていることが背景で、縫製までの一貫対応を念頭とした機能強化となる。同時に、欧州向けや将来的には内需向け製品ビジネスの拡大にもつなげる考え。MIFの香港関係会社であるアルタモーダインターナショナルが取り組む第三国向け製品ビジネスの付加価値要素にベトナム製の独自素材を活用する。

国内外での製品ビジネス拡大に向けて、ベトナムは最重要拠点としての位置付けを継続する。比較的安定した政情と人件費、リードタイム、素材産業の発展への期待からASEAN地域内での優位性が高いとみる。ユニフォーム生産の着手など生産品種を幅出しするとともに、生産拠点は入れ替え、集約など今後は、生産性向上に注力する。

2017年2月22日(水) 繊維ニュース3面

2017.01.31  

カナダのダウンジャケット「クオーツ」販売へ

三井物産アイ・ファッションは17~18年秋冬から、カナダのダウンジャケット「クオーツ」の販売に乗り出す。主体はセレクトショップ向けの製品供給を手がける第三事業部。

クオーツは、97年創業のカナダブランドで、製造の大半はケベック州モントリオール周辺で行っている。ダウンはケベック州もしくは草原地帯のカナダ産ホワイトダックを使用。参考小売価格は8万円台や9万円台が中心。サイズおよびフィットは、レディスではスリム、セミスリム、リラックスの3タイプ、メンズはこれらにエクスペディションを加えて4タイプ。

第三事業部はこのほか、ニュージーランドのニット主力の「アンタッチド・ワールド」の輸入販売も開始する方針。「セレクトショップの店頭での差別化につなげたい」としている。

サイドにあしらったアイコンも目を引く

2017年1月31日(火) 繊研新聞1面

2017.01.27  

企画提案”見せ方’’も重要

小売り向け17秋冬展

三井物産アイ・ファッションは、ショッピングセンターや駅ビル業態などヤングレディースを中心の小売り業態向け製品OEM・ODMの企画提案で、単品・スタイリングに加え商品の見映えを高める雰囲気の重要性を展示会での訴求に取り入れる。27日まで同社(東京都港区)で開く同分野向け17秋冬展示会では、トレンドの落とし込み、付加価値素材の打ち出しを強めるとともに、顧客との連携強化を目的に展示会全体の構成に従来より意識的に取り組んだ。

ヤングレディースを中心に製品サンプル約45o点を披露する。フェークファー、ベルベット、コーデュロイといった素材使いのほか、アウターではカラーレスタイプの企画に力を入れるなど、トレンドを落とし込みつつ、顧客ブランドの価格帯に適合する形で付加価値素材の打ち出しにも注力した。

混紡や中空糸使い、交織など生産技術で素材を軽量化する「クラウド」シリーズをはじめ、廃棄わたを再活用したウール素材、防汚加工品やストレッチ素材など、標準的に求められる機能素材を、消費者への直接訴求も含めた独自素材ブランド展開「クロスアプリ」と絡めてアピールした。

提案販路を絞った展示会の開催は17春夏に続く2回目。前回の打ち出しが取り組み増加につながったことか ら、雰囲気づくりを重視する形で構成を練り込んだという。ヤングレディース向けを意識して、製品サンプルだけでなくブースも構えも鮮やかな色使いで、見栄えを意識した。

顧客は店頭のマーチャンダイジングも意識して商品を検討するため、商社側もそれを意識して発信することが必要になっているようだ。

このほか、カナダ発のダウンウエアブランド「クオーツ」、ニュージーランドのニットメーカー「アンタッチド ワールド」といった海外2ブランドも紹介。また、クロスアプリでは3月半ばにホームページを開設し、消費者向けの情報発信を本格化させる。

2017年1月27日(金) 繊維ニュース2面

2017.01.27  

「毛足のあるもの」いっぱい

楽しさを表現

「原点に立ち返って、洋服本来の楽しさを表現した」。三井物産アイ・ファッションが27日まで開いている17~18年秋冬向けの展示会のテーマは「ハッピー」。ピンクと赤を基調に、「毛足のある」サンプルのオンパレードだ=写真。「楽しんで服を作ろうよ」のメッセージに、「来場者の反応も良い」という。

同社の製品展は従来、秋冬、春夏ごとに1回ずつ開いてきたが、昨年行った17年春夏向けから、百貨店アパレルなど中高級ゾーンとファッションビル向けなどが対象のリーズナブルなゾーンとで別々に開催することにした。今回は、リーズナブルなゾーン向け。若手メンバーが主体となり、ハッピーをテーマに選んだのは最も若い営業担当の発案。「普通の商品を並べても見栄えしないし、楽しくない」との判断から、「攻めてみた」。

会場入り口すぐの提案ブースは「一大トレンド」のピンクと赤で装飾。製品サンプルも、独自開発および独自セレクションの素材をブランド化した「クロスアプリ」を散りばめながら、ファー、ボア、シャギー、ベロア、コーデュロイ使いのアイテムを強く打ち出した。鮮やかな色使いとともに、毛足が長く、表情豊かな素材を使うことで、「服作りの楽しさを感じてもらえれば」としている。

装飾もピンクと赤を中心に構成。来場者をハッピーな気分にする効果が生まれている
2017年1月27日(金) 繊研新聞1面

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