高伸張高回復素材
 

高伸張高回復素材に注力

品種増やして拡販

三井物産アイ・ファッションは独自素材群「クロスアプリ」でストレッチ素材の高付加価値化に力を入れている。ポリウレタン(PU)とポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維を組み合わせた独自開発の高伸張高回復機能糸に、異素材を複合するバリエーションを増やしている。

中高級品衣料からボリュームゾーン、スポーツウエアまで幅広い販路に向けて提案。パンツからトップスまで多用途展開を狙う。ストレッチ分野で同素材群を主力に位置付ける。パンツを中心にストレッチ性の付与が定番化する中、25~30%の高伸張率と95~97%の高い伸張回復率を持つ素材で差別化する。特に膝抜けしないストレッチパンツに対する強い要望に応える。

PUとPTT複合繊維「ライクラT400ファイバー」を組み合わせる独自開発糸が技術の基盤。PUにT400と綿・レーヨン複合糸をカバリングした2方向ストレッチコーデュロイ、PUとT400をポリエステルウール複合糸で覆った織物など風合いのバリエーションを増やしてる。

ポリエステル綿混糸をカバリングし、綿と交織したデニムは、百貨店アパレルブランドが今春夏のジーンズに試験的に採用。店頭販売が好調なことから1月に倍増の追加注文を受け、18秋冬での広がりが期待する。18秋冬展示会で披露したこれらの素材で「再びプレゼンを求められるケースが多い」と言う。

機能ポリエステルを加工した素材を加えるなどでスポーツブランド向けのも提案していくほか、ボリュームゾーン向けも開発する。

パンツ地だけでなく、薄地織物も強化する。シャツ、ブラウス向けブロード素材、合繊を複合したクールビズ用ジャケット素材などトップス用途も19春夏向けから本格的に開拓する。糸加工の拠点は中国、ベトナム、インドネシアに置き、各国で縫製まで一貫生産する体制を敷く。

 

2018年3月9日(金) 繊維ニュース3面

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