衣料の再資源化を開始
 

三井物産アイ・ファッション「クロスループ」

消費者から回収し糸に戻す

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、消費者から回収した衣料品を再資源化する取り組み「クロスループ」を開始した。消費者から送られた古着を選別作業にかけ、再資源化が可能なものは、わた状に戻してから紡いで糸に仕上げる。衣料品の循環システムを構築し、環境に配慮した服作りの普及を推進する。

消費者には不要になった衣料品を、MIFが指定する回収先に着払いで送付してもらう。回収した衣料品は材質別に仕分けした後、細かく粉砕し、わたに変える。わたを紡績し、完成した糸はアパレルメーカーなどに販売する。

リサイクルはウールから着手する。ニュージーランドウールを使ったMIF独自のニットブランド「アニュアル」の製品に、クロスループのラベルを取り付け、消費者に回収への協力を呼び掛ける。

MIFが生産に携わった衣料品についても、取引先に再資源化を提案し、下げ札や洗濯ネームにクロスループのマークを印字することを推奨していく。

エシカルを事業軸に

三井物産アイ・ファッションは8日から約1カ月間、本社(東京都港区)で21秋冬以降に向けた総合展を完全アポイント制で開催している。事業方針に掲げる「ステイ・エシカル」をテーマに設定し、環境に配慮した商材や自社の取り組みを紹介する。

独自素材群「クロスアプリ」に、エコ素材の新シリーズ「グリーン」を設けた。生分解の「バイオ」、海洋廃棄物の「オーシャン」、回収資源の「ループ」、石油を使わない「ボタニカル」、ペットボトル由来の「ペット」、無染色の「ノンダイ」と原料別に6カテゴリーに分け、開発生地を提案する。

バナナの樹木から取り出した繊維を使った生地と製品サンプルなども展示し、エシカルな服作りを打ち出した。アニュアルと、紙糸を使ったブランド「ワクロス・ハイブリッド」の展示ブースも開設している。

2020年7月14日(火) 繊維ニュース5面

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