素材から打ち出すD2C
 

第1弾はNZウール製品

三井物産アイ・ファッションは9月から、自社EC(電子商取引)サイトを使って消費者に直接、製品を販売するD2C事業を本格的に始める。第1弾として、ニュージーランドウールで作るニットのブランド「アニュアル」を発売する。原毛から製品化まで一貫して管理する、独自のブランド展開を推し進める。加速する消費の多機能性を生かした新しいビジネスモデルの構築を目指す。

アニュアルは、ニュージーランド産メリノウールにカシミヤを混紡した糸から作るニット製品。原毛から製品化までの全工程でトレーサビリティ(追跡可能性)を持つ。

使用するウールは繊度、強度、白度に優れ、柔軟性や膨らみ感もある。生分解し、リサイクルも可能で環境に優しい。ノンミュールシングウールのため、動物愛護の観点からもサステイナビリティー(持続可能性)に対応する。

19秋冬向けから、セレクトショップなどへの卸売りを行ってきた。今後は、消費者に対しても認知を図っていく。

ブランド専用サイトにECの機能を付加し、ウイメンズ6型、メンズ4型という品ぞろえで9月には通信販売を開始する。6月から先行予約を受け付ける。

同社は「業態改革」を掲げ、商社機能の拡充、多様化に取り組む。サプライチェーンを「一括管理する強みを生かしたD2Cはその一環であり、素材からの打ち出しができるブランドで独自性を発揮する。

自社ブランドの展開は、エシカルを軸に据える方針で、紙糸から作る「ワクロス」などの販売を検討している。

2020年5月26日(火) 繊維ニュース3面

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