新開発の麻生地や紙糸使いも(20春夏素材展)
 

20春夏向けに機能性素材

三井物産アイ・ファッションは20春夏向けから、着用シーンを明確に設定した機能性素材の提案に力を注ぐ。新開発のソフトな麻生地「クラッシュリネン」や紙糸を使った「ワクロス・ハイブリッド」などを、生活の場面に応じて打ち出す。

29、30日にポリゴン青山(東京都港区)で開いた20春夏素材展示会「ムーブ・オン」では、300点を超える生地を「アクティブ」「リラックス」「ビジネス」の三つのシーンに分けて出品。特に押し出す生地は布帛やニットの製品にして展示した。

クラッシュリネンは、独自の手法で原料から繊維を取り出して作る開発生地。麻でありながら綿ライクの肌触りとシワを目立たせない機能性を発揮する。

ワクロス・ハイブリッドは吸湿・放湿性に優れ、蒸れを軽減する。抗菌防臭性や紫外線吸収力も備える。糸の中の空隙により軽量で、年間を通じて快適さを維持するため、デニムにも展開している。

両素材については生活の場面に合わせた製品も展示。来場者に開発生地の独自性を印象付けた。

19秋冬向けから販売するニュージーランドウールの自社ブランド「アニュアル」で、サマーセーターを出品。強撚でドライ感を訴求した。抗ピリング性にも優れる。

「アクティブ」ゾーンでは、表側が撥水、裏側は吸水拡散の「3XDRY」を打ち出したほか、洗えてフッ素フリーの撥水ニットも披露した。「リラックス」ゾーンには、レーヨンだが撚りでウオッシャブル機能を付与した生地を出品した。

「ビジネス」ゾーンは、ギリシャ綿を強撚して、さらっとしたソフトな素材を開発。カジュアル化に対応してストレッチとイージーケアを兼ね備えた天然ライクな素材もそろえた。トリアセテートにウールやポリエステルを組み合わせた素材は、イージーケア、ストレッチ、清涼感がある。

2019年5月31日(金) 繊維ニュース3面

お問い合わせ
お問い合わせは、
各部門の担当者から回答いたします。

お問い合わせフォームはこちら >