ベトナム事業 カジュアル拡大がテーマ
 

原料部門との連携にも力

【ホーチミン=吉田武史】

三井物産アイ・ファッション(MIF)は、ベトナムでの対日縫製品OEM/ODMビジネスでカジュアル用途を拡大対象とする。そのため提携縫製工場の生産性向上を図るとともに、現地生地メーカーや日本の備蓄系生地商社との連携に努めて生地手配のスピードを上げる。同時に、原料部門との連携によって対日以外の販路開拓も進める。

同社ベトナム事業の2019年3月期は、主力のスーツ、スポーツ用途が大口取引先の好調にも支えられて全体として堅調な推移。「(同業他社に比べて)出遅れていた」カジュアル用途は伸びた。

今後もカジュアル用途の拡大に取り組む。現在はメンズのボトムスが主体だが、「レディースに余地がある」とし、そのための課題をQRと認識。QRできる縫製工場との取り組みを強化するとともに生地と副資材の調達スピードを、現地生地メーカーとの取り組み強化と日本の生地商社から備蓄生地を手配することで高める。中国系現地生地メーカーが増えてきたことで、細番手糸使いや奇麗めの加工生地が現地で調達できるようになってきているという。

将来的な対日縮小に備え、海外市場向けも強化する。これまでも高機能原料使いのユニフォームなどを展開してきたが、今後も難燃など独自の機能原料を使った縫製品展開に力を入れ、欧米など海外市場開拓に努める。ホーチミンの地下鉄開通や日本の大手SPAの出店を背景に期待が高まるベトナム内販の可能性も引き続き探っていく。

2019年2月20日(水) 繊維ニュース2面

 

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