シワになりにくい麻など20春夏から生地訴求強化
 

カテゴリー超えた開発も

三井物産アイ・ファッションは、20春夏向けの展示会から開発生地の提案を強める。展示内容を生地中心に切り替え、製品は大幅に絞り込む。シワになりにくくソフトな麻生地「クラッシュリネン」(仮称)など、新開発の商材を提案する。

同社は4月の機構改革で、各事業部から素材担当者をMD企画部に集め、カテゴリーを超えた素材開発に本腰を入れる。

素材(生地)重視の方針を、29、30日にポリゴン青山(東京都港区)で開催する20春夏展示会「ムーブ・オン」で提案する。布帛とニットを「ビジネス」「アクティブ」「リラックス」のテーマ別に展示する。

布帛のビジネス向けには、今回展の目玉に備えるクラッシュリネンを出品する。原料から繊維を取り出す工程が独自製法で、柔らかい肌触りとシワを防ぐ機能性を持たせた。麻100%からポリエステルとの混紡まで幅広くそろえる。男女問わずジャケット、シャツ、ボトム用途に向ける。

アクティブは音楽フェスやスポーツ観戦をイメージ。ボトム向けを中心に、綿混のストレッチ生地を訴求。50~80%の伸縮率を実現した生地や、表面防汚で裏面給水速乾生地も。

リラックスは、着心地を追求し、通気性に優れたポリエステルやウオッシャブルレーヨンを、ブラウスやボトムなどに向ける。

ニットは、ビジネス用途でギリシャ綿を使ったサマーセーター、アクティブのフッ素フリーの撥水素材など新商材を出品する。リラックスでは、紙糸から作られた「ワクロス」とキュプラを組み合わせた生地も出品する。

アパレルからの素材に対するニーズが高まり、多様化する中、同社はスポーツ素材をさまざまなカテゴリーに生かして提案する。

2019年5月20日(月) 繊維ニュース7面

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