「NZ・プレミアム・ウール」需要増
 

三井物産アイ・ファッション 「ニュージーランド・プレミアム・ウール」 製品ブランドを機に需要増

三井物産アイ・ファッションが扱う「ニュージーランド・プレミアム・ウール」の需要が増えている。19年秋冬に向けて製品ブランド「アニュアル」を立ち上げた効果で、原料販売や製品OEM(相手先ブランドによる生産)にも結びついてきた。 同ウールはノンミュールジングで、豪州産よりも白度が高く、滑らかな質感が特徴。同社は原料商と組み、「安定・安心で、透明性のある調達網を確立」している。「サステイナビリティー(持続可能性)の機運が高まっており、関心が寄せられている」という。これまで素材に焦点を当てた打ち出しをしてきたが、「ユーザー企業から、製品も併せて店頭訴求の仕方まで提案してほしい」と求められ、さらに踏み込みアニュアルを立ち上げた。

昨秋に自社展示会で初披露し、既に有力セレクトショップからメンズ、レディスのいずれもアニュアルとして受注が決まった。10月に店頭販売が始まる。13~15日には東京・渋谷のヒカリエホールで開かれた合同展「プラグイン」に出展し、小売店バイヤーへの提案も強めている。製品提案が奏功し、アニュアルをベースにしたOEMにもつながった。既存の取引先であるコレクションブランドから定番品としてラインアップに加えることが決まるなど、「派生効果が大きい」と同社。このため、原料の調達量は一昨年と比べて倍増した。

アニュアルのデビューコレクションは、原料の特徴を際立たせやすいニットウェアに絞った。メンズ7型、レディス8型で、ベーシックなプルオーバーやカーディガン、パーカなどを揃える。素材はウール95%・カシミヤ5%の紡毛糸や、100%の梳毛糸、コストを抑えたナイロン混の糸も提案する。20年春夏向けの企画も検討しており、強撚糸でドライタッチのTシャツなどを想定している。今後、布帛製品も企画提案を検討中だ。

                

小売店バイヤーとの接点を求め、3月の「プラグイン」に出展した       トレンドを意識せず長く着られる服を提案する「アニュアル」

2019年3月22日(金) 繊研新聞4面

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